自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

アメリカの大学って、面の皮が厚い

香穂がEmailをみて

「あっ、アンケートが来てる!やろっかなー。$100が10人に当たるなー。」

って言っているので、

「えっ、あんた、へんなのに、引っかかりなさんなよ!」

って注意したら、なんとEmailの主は、香穂が入学を断ったUCLA大学です。

UCLAは、入学を断った人たちに、Emailをおくり、

「どうしてあなたは、UCLAを選ばなかったのか?」

っていうアンケートで、答えた中から抽選で100ドルが当たる!っていうものだそうです。



香穂は、

「やっておこう。あの大学は、自分の中でも言いたいことがある。シュワルツネガーの政策は間違ってる。」

と言い出し、アンケートに挑みました。長いアンケートで途中

「結構これ、疲れるな・・・。」

って言っておりましたが、

最後のところになって、

「しつこなー!ゆみちゃん、これ、しつこすぎるよ!」

って叫んだ香穂。



クラスサイズや、勉強のこと等を長々聞かれて、最後のアンケートはお金の件。

スカラーシップ(返済不要な奨学金)がもらえたら、来ていましたか?(今年は、UCは予算がないので、スカラーシップを少ししかだしていない。)」

香穂がNoって答えてるのに

「それじゃ、多くの奨学金がもらえたら、来てくれてた?」

って、また聞かれていました。

「行かないっていってるじゃん!」

って答えたら、次の問題は

「具体的に、幾らもらえたら、来てた?」

って聞かれていました。金額をいれないと、アンケートが終わらない・・。

ここで香穂は叫び、

「ナンボほど、お金のせいにしたいねん!」

っていいながら、

「私が行く大学の4年間の授業料に+アルファーで、答えておく。」

といっておりました。



もともと彼女の場合は、進路が芸術系なので、お金をセーブする大学はいけないので、個人のスカラーシップの問題ではないからです。




けど、日本だったらありえないと思う。関係なくなった人にわざわざメールを送って、

「なんであんた来ないのよ!お金のことで?」

なんてセンシティブな問題は大学名で出さないだろうし・・。

UCLAは、学内の環境もいいし、個性の強い大学ですが、こういう大学は、こうやってまめに意見をひろってゆくので、人気もあがるんでしょうね。けど、日本人的には、すごいなー。って思いました。