自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

狭山池の龍神様と朝の散歩

実家で過ごす数日間。 渡(わたる)は環境の変化に興奮しているのか、朝からハイテンション! 早起きして、疲れ果てている香穂やおじいちゃんを起こしてしまっては大変です。あまりにパワーが有り余っている様子なので、発散させるべく朝からお散歩に出かけることにしました。

我が家の近くには、日本最古のため池「狭山池」があります。 池のほとりを歩いていると、鶯(うぐいす)の鳴き声がとても綺麗に響いていました。


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どんどん歩いていきます。 一周約2.8kmの周回路は、ランニングをする人やワンちゃんの散歩をする人など、たくさんの人が思い思いに過ごせる、綺麗に整備された道です。

私たちは「大阪府道202号 森屋狭山線」側の入り口から入ったのですが、ちょうど対角線上にコメダ珈琲があるので、そこでの休憩を目標に歩き始めました。

ようやくコメダに到着して一休み。

美味しかったー!渡も満足したようです。

さて、再び歩き始めますが、ちょうどコメダ珈琲のすぐ近くに「龍神社」があります。

「狭山池」の立派な石碑も。

ここは日本最古のため池ですので、伝説もたくさん残っています。 池に住む龍神様が泳いだ跡が道になったというお話や、池を守るために姿を現したという逸話。江戸時代の改修工事の際にも、龍神様の怒りに触れないよう丁重に祭祀が行われた記録があり、今でも大切にお祭りが続けられています。

実はこの狭山池の龍神様(メス)、なかなかに一途な恋の伝説があるのです。 10kmほど離れた隣町、富田林市の「粟ヶ池(あわがいけ)」に住むオスの龍に会うため、彼女は夜な夜な通い詰めていました。ところが、大きな龍が移動するたびに田畑が荒れてしまい、困った村人たちは一案を講じます。 「そんなに仲が良いのなら、いっそ一緒に住んでいただこう」と。

こうして富田林のオスの龍に狭山池へお引越ししてもらい、二体を一緒に祀るために建てられたのが、この龍神社なのだそうです。なんだか微笑ましいお話ですよね。

大阪狭山市のマスコット「さやりん」も、この龍がモチーフ。 狭山池は桜の名所でもあるので、髪の毛が桜の花びらになっているのです。 

子供の頃は何気なく見ていた地元の景色ですが、大人になり、こうして渡と一緒に歩きながら改めて伝説に触れると、「長い歴史の中で守られてきた場所なんだな」としみじみ感じます。

渡の有り余るパワーのおかげで、歴史再発見の朝になりました。