自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

おじいちゃん、さようなら。また来年と渡が父に伝えた日

実家での最終日。昨日は狭山池を歩いた後、家で「作り置き」に精を出しました。 父が大好きな肉じゃがや、餃子などをひたすら作りまくります。

餃子は冷凍しておけば父が自分で焼けるので、とても便利。 実は、父は市販の餃子を食べると胃が痛くなるそうで、私もそれが遺伝したのか、同じことが起こります。なので、我が家の餃子は必ず「手作り」がルール。

昨日は香穂が難波で友達と会ってから早めに帰宅し、餃子作りを手伝ってくれました。おかげで100個近い大量の餃子が完成! 父はこれを、庭で収穫したスダチとお醤油で食べるのがお気に入りです。スダチはシーズンの終わりに全て収穫して汁を冷凍保存しているので、一年中楽しめるのだとか。

昨日は日差しにも恵まれ、布団干しや洗濯など、溜まっていた家事も一気に片付けることができました。

さて、本日は東京へ向かう日です。

東海道新幹線に乗って、今回の旅の「新幹線乗り納め」です。

新大阪を出る際、周りに人がいなかったので、少し早めのお昼ご飯。 「たこ昌」はあまり好みではないので、「くくる」のたこ焼きを選びました。

電車が出発してしばらくしたら、本格的なランチタイム。 子供たちは日本の駅弁が大好きなので、それぞれ好みのものを買い込みました。

私と香穂は城崎名物「かに飯とすき焼き弁当」。 渡は、紐を引っ張ると温かくなる「神戸のすき焼きとステーキ弁当」です。 「冷たいお弁当は食べたくない」という、自閉症あるあるのこだわりを持つ渡ですが、この紐を引いて温かくなるタイプは大のお気に入り。

お腹がいっぱいになったら、あっという間に品川に到着しました。

宿泊先は、渡の希望で大浴場がある大井町の「アワーズイン阪急」。 1階に渡が大好きな「長崎ちゃんぽん」のお店があるのもポイントです。それにしても、どうして彼はこんなに大浴場が好きなのか……。私も大好きなので、これも遺伝かもしれませんね。

夜、香穂は東京の友達と会うためにお出かけ。 一方の私は、今回の旅行で膝の痛みがピークに達し、ついに整形外科へ行く決心をしました。お風呂に入っても痛みが引かなかったので、ホテルで留守番できるという渡の言葉に甘え、夕方の病院へ駆け込みました。

待ち時間なく診てもらえましたが、先生は見るなり一言。 「そりゃー、こんなに腫らしたら痛いわ。注射一本するからね」 痛み止めを打ってくれるのだと思い、私はホッと胸をなでおろしました。

不安になって看護師さんに「注射は痛いですか?」と聞くと、「そうねぇ、最初はチクッとするかな」とのこと。最初だけなら……と覚悟を決めてベッドに横たわりました。

ところが、治療が始まると……痛い。なんだか、すごく痛い! 針が抜ける気配もなく、ふと足元を見ると、液体がどんどん吸い出されているではありませんか。 そこで気がつきました。これがあの有名な「膝の水を抜く」というやつだ!と。

「痛いです!注射嫌いなんです!」と訴えると、先生は笑いながら「注射好きな人なんていないよ」と言いながらも手を休めません。ようやく終わって見せられたのは、軽く200ccはある不気味な液体。怖すぎます……。

でも、処置が終わると足の腫れがスッと引くのが分かりました。

「今日はお風呂とシャワーは控えてね」と言われ、病院に来る前に大浴場へ行っておいて本当に良かったと痛感しました。

今夜はもう無理をせず、本を読みまくって過ごすことにします。 明日は兄弟に会う予定。とにかく今夜は静かにしておこう、そう心に決めた夜でした。