自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

自閉症の渡が大学に通い始めた

障がいのある学生のオリエンテーションが無事?に終わり、今週は渡の大学が本格的にスタートしました。教授陣とはいろいろお話させてもらいました。

なんだか、大学ともなると、普通クラスの教授のほうが理解がある気がしました。お話させてもらうときに気がついた先生達の配慮を書きます。

数学のクラスは、渡や発達障害の人が常に一番前に座れるように

「予約席」

という札が貼られました。渡もこれで座る席が明確です。クラスは朝から夕方まで同じ数学を受ける人たちが使う訳で、教室移動がある場合、渡が前に座るためには、どうすればいいか?と悩んでいたのですが、さすが教授はなれておりました。前じゃないと渡は集中が自分の目の前や横の人に言ってしまうので、授業に集中するのが非常に困難になります。

これはありがたい。

さらに水泳のクラスでは、説明の時に渡は皆と聞くのですが、説明が渡にとっては煩雑で解りにくいのです。プールは白板がある訳ではないので、書いて教えて貰える訳じゃない。これは困ったなーと思っていると、 皆が泳ぎ始めた後に先生が渡のところにやってきて、再度説明。

「クロールの時は手を曲げないで、泳ぐんだよ。渡、こうやって飛行機のプロペラのように回すんだ。」

飛行機のプロペラ!!

渡が大好きな物です。

渡、すぐに理解し、泳ぎ始める。今までは、犬が溺れてるのか?と思うような犬かきのフォームをつかって前に進んでおりましたが、すぐにクロールの手の部分ができた。すごく普通のクロールになってきています。

すごい!

なんだか、普通の大学の先生のほうが障がい児に対する接し方がうまい気がする。

けど、これらも教授陣の評判が知れるサイト、

ratemyprofessors.com

等で検索したりして、よさそうな先生を選んだのですが。

とりあえず普通クラスは上記のように滑り出しはうまくいきました。さて問題は、障がい者のクラスです。この話はまた明日。