自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

もし自分が小学校の時に、ロックダウンになっていたら....

日本は夏休みも終わり、学校が開始されたというニュースをみて、開発リーダーと話しておりました。とにかく、今年の夏休みは、日本全国のお母さんは、さぞかし大変だっただろうなーという話で二人とも同意しまくり。

子供がずっと家にいるというのはなかなか大変です。共働きも多いだろうし。

で、リーダーと

「もし自分が小学校の時の夏休みに、アメリカのようにロックダウンで、家にいないといけなくなったら、どう思うか?」

ということで話してみた。リーダーは、突然ニタニタと笑い出し、

「小学校のころに、夏休みにずっと家にいないといけない、友達と遊べなくなるというのは、それはそれで僕は、楽しめたかも。逆に嬉しかったかもしれない」と言い出した!ありえん...。私にはありえんわー。

わたしの意見は

「夏休みなのに、友達に会えなくなる。外で遊べなくなるというのは、致命的。絶対に嫌」

です。じゃあ、リーダーは何がいいのか?わたしは、何が嫌なのか?を話してみた。リーダーのいいことは、

  1. ゲームをしててもあまり怒られないだろうから、ゲームをし放題になる。
  2. プラモを作っていてもおこられないのだろうから、プラモつくり放題になる(けど、プラモは結構高いので、お手伝いなどを必死でしてお小遣いをあげてもらい、お金の捻出という課題があるけど)
  3. 夏休みの宿題は夏休みに入る前にいつも終わっていたので、(もらった時点でやってしまっていたらしい。)好きな教科の勉強を好きなだけできる。
  4. 暑い中、たくさんの友達と外であそばなくてもいい(どうも当時は、体力がいるような遊びや社会性のいるような遊びはあまり得意じゃなかった模様)
  5. 本は読み放題

ようするに、リーダーはひとりでコツコツと緻密に行う遊びがわりと好きだったわけだ。
リーダーは、「えっ?ゆみさん、なぜ夏休みにロックダウンだったら困るんですか?」と聞かれたので、答えてみた。

  1. 夏休みの前にたいていの場合、クワガタとかがたくさんいる木をみつけてあったので、時間をかけてその大量捕獲をしたいのに、できなくなる。
  2. メンコの収集ができなくなる(大阪ではベッタンといいましたが、わたしは強かったので、結構友達とやっては、勝ってどんどん収集していた)
  3. 夏休み前に見つけておいた「ありの巣」を夏休みにやる花火の時に花火をそぉぉっと隠して頂いて(盗んで)おいて、その花火かもしくは爆竹で、ありの巣爆破をおこなう(余談:後日、このおかげで学校から、爆竹使用禁止になったけど)
  4. 大阪と奈良の県境の水越峠に女性のお化けがでるという噂が本当か、みんなで確認にいくことができない。(怖いので、一人でいけない)
  5. とかげをみつけて、尻尾を切り倒し、誰が一番しっぽを切ったか?の競争ができない。
  6. ザリガニの餌はいろいろなものがあるけど、どれが一番つれるか?の確認作業ができない。
  7. ベースボールやドッチボールが思う存分できない。
  8. 空き地で作り始めていた秘密の基地建設の続きができない

他にも大量にやりたいことはあるけど、言ってるだけでも悲しくなる...。やっぱりロックダウンは絶対に嫌だ。

けど聞いてたリーダーは、

「いや、ゆみさんの場合、小学生の時は、ゆみさんだけでもロックダウンした方が社会全体のためだったかもしれませんね」

だって。そうかなぁ...。夏休みは、楽しかったけどなー。

もちろん、わたしは夏休みの宿題などしません。だって、忙しいんだもん....。