自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

あけましておめでとうございます

松の内があけてから言う私も私ですが・・。

というのも、きのう香穂が奥歯を4本抜きました。大手術のようになってしまった抜歯でした。

彼女の親知らずは、どうも真上に生えるのでなく、真横90度に生えていて、他の歯をなぎ倒してしまうというブルドーザー式の生え方をしておりました。

夏から

「抜かないとねー抜かないとねー。」

と言っていたのだけど、恐がり香穂はのらりくらりを逃げているうちに、諸事情があり保険が効かなくなり、年明けになりました。

先生が年明けすぐに抜いてくださるということになったので、抜いたのですが・・・。


いやー驚きです。

全身麻酔で抜いた香穂。迎えにいくとまだぼんやりしていて、あまりこちらが言うこともわかっておらず・・。

車いすで、駐車場まできてあとはつれて帰りました。

香穂は奥歯を抜いた友達が周りに多いので、抜歯前にいろいろ情報を集めていて

「1週間、食べれないだって。流動食みたいなのしかだめなんだって。長いと10日だって。私、結構大変な手術みたいな抜歯だし。」

とそればかり心配していたので、歯医者でもそのことを聞いておりました。先生にも、

「そうだね。数日は、流動食のようなものしか食べれないね。固いものは、しばらく無理かな?」

と、10日前の説明の時にいわれおりました。

なので、歯をぬくまで、

「大学ではまともな食べ物はたべれないし。」

と、食べて食べて食べまくっておりました。お寿司屋さんまで行き、握ってもらった香穂。お寿司は香穂の大好物です。

ちょっと食べ過ぎでは。と思ったのですが、一週間たべないのだったら、食べた分くらいは、すぐに痩せるだろうと思って見ておりました。



歯をぬいたきのうは、さすがに朝昼はたべれず、夜はおかゆ

中華粥が大好きな香穂につくってあげると3杯食べておりました(←ここで気がつくべきだった・・。)



次の日の本日。

「香穂、私、仕事だから、おかゆ用意しておいたので、良く寝て、痛み止めを飲んでね。先生、今日はあまり立ち上がらないようにって、言っていたからね。」

と伝えて出かけました。

出先から電話すると思いのほか元気でちゃんと話せます。

「どうする?今日は、ジャンバジシュースか、アイスかなにかにする?」

って聞くと

「あのさー実はさー。右側は痛いんだけど、左側は大丈夫なんだよね・・。先生、抜歯、すっごくうまかったのかも。お寿司でもたべれると思うよ。食べれないのは、リンゴの丸かじりくらいかな?」

「・・・・・・・・・・。えっ?やせないの?一週間食べれないのは、どこに行ったの?」

「だって、食べれるよ。パスタも食べれる。お寿司も食べれるってばー」

「・・・・・・・。えっー!!!お寿司なんて食べないからね!」

たべれなくなるからかわいそうだといろいろ食べさせてあげたあの10日間はなんだったんだろう???

まだごろごろしていますが、

「食べれる」

そうです・・。


歯医者さん・・抜歯がうますぎるのも問題だよぉぉぉー。