自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

自閉の子供たち

自閉の子供たちがたくさん家にやってきました。夏休み最後だということで、うちで集まリましょう。ということになり・・。それはそれは、各自個性的で、楽しい時間を過ごせました。

新しい家が苦手で、庭で時間を過ごす子供。うちに来なれているので、各部屋をみてまわり、香穂の部屋にいる子供。

マイペースですごす子供。おもしろい!夏になにをしたか?を話していましたが、電車好きの子供は、このあたりの電車を乗りまくっていたり、音楽好きの子供は、音楽付けだったり・・。一人の音楽の得意な子供は、3秒で、ギターのチューニングができる。というので、我が家のギターのチューニングをして、演奏までしてくれました。すごい!

香穂には、きのうの夜から、

「明日自閉症の子供たちがくるので、部屋には、入るからね」

と言ってありました。

香穂は、バンドの練習もあったので、夕方帰って来て、

「明日の学校の用意は、今のうちから、確認しておきなさいよ。子供たちがたぶん、香穂の部屋に入っているから」

というと、

「誰が私の部屋に入ったのかな?」

と聞くので、

「T君」とこたえると、

「じゃ、大丈夫。彼はパターンがあって、どれを触るか、わかってるから、全然大丈夫。こういうとき、自閉っていいんだよね~!普通だと、手当たり次第にさわるから、後が大変なんだけど・・。」

だそうだ。私には、適当に触っているように見えるんだけど、子供たちどうしでは、どうもパターンが飲み込めているようです。いろいろ移動は、していたけど、数秒でみつかり、全部あったそうです。

けど、なにか、一つ、香穂が触るだろうと思っていたものに触っていなかったそうで、

「あっ~!どこにあるかが、わからなかったんだな。今度来たときに見せてあげよう」

といってました。そんなこともわかるのね・・。自閉の兄弟ってすごい。