自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

学校見学 Part3

きのうの続き・・さて別室で学校のサイコロジスト、通訳の人、アドボケイト(弁護士の一歩手前)、私と4人で話し合いをしました。サイコロジストの人は、学区の学生の総括をしている人から(Student Super ヴァイザー)どうも

「渡は、高機能自閉症児で、勉強もよくできる」と伝えられていたらしい。学区としては、

今の渡が通う、郡が経営すつプログラムから、渡を学区のプログラムに引き抜けば、予算が大幅カットとなるので、必死です。私は、正直に

「彼は、たしかに、算数は好きだけど、応用問題はできないし。英語のクラスも好きだけど、4年生の本は読めても、声が小さくて、話が聞こえない。声のボリューム調節が難しい。

それに、学区の人は、勉強だけしかみてないけど、うちの渡はトイレでウ○チをしてもお尻をふけないし(実は、拭かないのである)オシッコをするときにもズボンを全部にぬいでしまうので、ほかの中学生の子供たちが、一緒にトイレにはいったら、<コイツ、ケツ見せてるぜ~!>ってなるよ」

とお話しました。

サイコロジストは、渡のできることしか聞いていないので、 まさかそこまでだったと思わなかったようです。

サイコロジストとアドボケートいわく、

「そこまでだったら、違う学校も見てみましょう」といわれました。

「違う学校には、もう少し重度の子供がいて、そこのクラスもみましょう。そこの学校には、2つのクラスがあって、ひとつは、軽度のLDなどがいるクラス、もうヒトツは、重度の子供がいるクラス」という話でした。

私はその話をきいて、重度の子供がいるクラスは、みんなおとなしくていいのだけれど、多動の渡は車椅子の人とかいると、渡は車椅子が大好きなので、たぶん、ひっくり返して、乗りたがるだろう。彼は多動でペーズが早いので、クラスのペースとは、すべてにおいて、合わないだろうということでした。渡は、<常に忙しくしておく。。ことが大事な子供です。

あと、渡は、生徒の人数が、多く、先生がまくし立てると、叫んでパニックを起こします。このMeetingが終わったあとに、すぐに現在の担任の先生のところにいって、お話しました。

「えっ!なんだって??見たのは、14人のクラス?うるさいの?ちょっとそれは・・。」私が、

「渡が叫ぶかも。といったらサイコトジストたちが、責任は取れないけど、叫ぶなんて自閉症には、日常茶飯事なので、みんなで話し合って対処すればいい」と言われたといいました。

渡の現在の担任であるシンシアは、ちょっと怒って、

「何いってるの!渡は、私の教室では、入学してきた初日だけ叫んだだけよ。彼は叫ばなくても、きちんと勉強もできるし、きちんとルールを守って、学校生活ができる。うちのクラスでは、なんの問題もないのよ。それを叫んであたりまえなんて・・」と言ってました。私もいまままで渡を育ててきて、叫ぶかも。。というクラスにいれたことがあったけど、誰も話し合って、対処なんてしてくれなかったので、この学区の言い分は、信じられず・・。次回の見学は、日本から、かえってきてからです。シンシア先生も一緒に見学に行ってくれるので、一安心。さて、もし見学した学校がすべて渡にあわなければ、学区と戦う準備に入らねばなりません。