自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

渡の学校見学~Part4~

渡の学校見学

さて、1校目のA校。自閉症ばかりのクラスです。生徒数は、7名。男の子ばかり。先生は、ベトナムからの移民の先生で、少し英語にあまりがあるけど、もちろんのこと、私なんかよりはるかにきれいな発音です。年齢の巾が、12歳から14歳。言葉を話せる子供は、最低5名いて多い。先生はひとりで、補助の先生は、男の人が1名女の人が1名。男の人っていいな。どうしてもうちの近くの学校は、女性が圧倒的に多い職場なので・・。教材は各自によってちがうけど、中学の教科書を使う子供も結構いる。現在行われているメインストリーム(普通学級で一緒に学ぶこと)は、体育と美術。えっ?音楽は?とおもいつつ。今、行なわれてるという体育の見学からしました。ところが、この体育は、普通学級の子供たちは、全員ホッケーをしているのに、渡がはいるであろうクラスの子供たちは、離れたところで、ひとりづつ、バスケットゴールにボールを入れている。これは、おかしい。完全に隔離だ。これが通級というのだろうか?

<あとで担任にきいたが、これがメインストリームだと言い切った>

この隔離体育には、裏づけ必要です。A校の普通学級でボランティアをしていた友達に聞いてみよう。

美術の時間もみました。これは補助の先生と3名の生徒が一緒に普通級の美術に参加。美術の先生は、障害児をよく理解している感じでとても普通に溶け込んで美術を受けています。

私は、渡のサイコロジストの人と一緒に見学したのだけれど、ほかにもう一人、A校の学校のサイコロジストが一緒に回ってくれました。A校のサイコロジスト(心理学の専門家)は、渡が普通学級でなにかあったら、相談にものるし、見てくれるというのだけれど、まず、自閉の知識はほとんどなさそうで、障害児クラスにもまったく興味がない。だって、学校のサイコロジストが、見学した自閉のクラスの担任の先生に

「このクラス何人いるの?何時から始まるの?」などなど初歩的は質問をした上に、お互い同じ学校に3年以上はいるのに、あいさつが「はじめまして」みたいな感じで、よそよそしい・・・。ということは??

渡が普通学級でなにかあっても連携は、悪いはず。それか、通級がうまくいっていない。

あとで、この学校でボランティアをしていた友達にいろいろ聞いてみたところ、

「あぁ。あそこの体育はダメよ。だって完全に自閉症児クラスは隔離よ。みんながはしっているのに、自閉クラスの子供は歩かされいて、いたもの。走れる子供もあのクラスには、いると思うのだけど」

ということでした。さて、次は、B校の見学です