自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

香穂の高校受験~シリーズ3~

さて、試験当日は、土曜日だったので、日本人学校を休んで試験に臨んだ香穂。

数学と英語の試験だったそうだ。苦手の面接がなく、香穂もほっとしたそうです。

どうだった?ときくと

「英語は、ちょっとまちがったところがあるかもしれないけど、数学は、満点かもしれない」

といいながら、自宅に帰ってきた。

これから1ケ月後の試験結果を待つ羽目に・・。

で、1ケ月後。

試験結果がついた。当日の試験の結果は、香穂が行ったとおり、数学は満点

英語に少し間違いがありました。けど、入っていた手紙を読むと

なんと

「不合格」

?!ゞ

いったいなぜ・・。

中に黄色い紙がハイっていて、その紙は、ウェイティングリストには載せれるので、

それに載せたい人は、この紙をFAXするか、持ってきてください。

と書いてありました。

私は、持参してみました。高校に到着し、事務所にいって

「久保香穂の母親だけど、この紙をもって来ました」と説明すると、

すぐに別室に通されました。別室では、入学関係のことを取り仕切るであろう、ボスがいて

「久保香穂ちゃんのママね」と言われ、そうです。と答えると

「あなたは、自分の子供がなぜおちたか、不思議でしょう。あのね。ここはキリスト教の学校で、

今年は、近年まれにみる受験者数で、キリスト教の子供が優先なのよ」とのこと。

心の中で

「そしたら、先に言ってぇやぁ。。」とおもった私。

どうもそれを受験する前に言うと差別になるので、言えないみたいだった。

学校は、このウェィテイングリストの紙も、

少ない生徒にしか、だしていないので、チャンスはすくないけれど、提出してください。ということで出してきました。

香穂は、さぞかしがっかりするだろう。

もう少し私が詳しく調べておけばよかったと

反省したしだい。

ところが、

帰ってきて香穂にその話をしたら。

「まっ、しょーがないよ!」

と、サラリを言ってのけられた。なんか、子供って成長するものなんだなぁ。。と思いました。