自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

渡の悪事~レストラン編~

渡が5歳のころのことです。

私の友達が日本から、遊びにきていました。彼女とサンタクルーズ

ボディボードをしに行こうという話になりました。その友達は、すごくきれいで若い子です。渡は、すぐに好きになり(彼は、美人女性が大好き)終始いい子を保っていました。4人でサンタクルーズでサーフィンや、ボディボードを散々楽しみました。それから渡と香穂と、私の友達で、レストランに立ちよりました。彼女は、結婚するかどうか?でいろいろ悩んでいて(まだ22歳と若いので)レストランでも、うかない顔でした。


渡は?と見ると、日頃の悪事がウソのように、とてもいい子で黙々とスパゲッティを食べています。「やっぱ、好きな人とご飯たべると、渡でもいい子なんだなぁ。。そりゃ好きな人とのご飯って、マクドナルドでも楽しいものなぁ。」と思っていました。すると、私の友達が、

「ゆみさん・・」とまじめな顔で私に話しかけるので、

あっ。。結婚の悩み話だな!と思い、

「どうした?話したいことがあるんでしょ?なんでも聞くよ。なんでも話して。」というと、

「実は・・」と言ってきました。結婚は、一生の問題です。私も真剣に彼女の話しを聞こうと身を乗りだすと、



「ゆみさん、実はね。渡君、さっきから、机の下で自分の足を私の足に絡ませてきてるんです!」


「えっ!」

とおもった私は、慌てて、テーブルクロスをめくり、机の下をみると、ビーチサンダルをぬいで、私の友達の足に渡が必至で自分の素足を絡ませている!!!友達いわく、

「5歳でここまでするなんて、すごいわ。さすが、ゆみさん、上手に躾けたね」

というので、

「そんなん、躾けてない、ない~!!」

といったら、

「えっ?なら遺伝??」

だって・・・。

渡の美人好きには、ほんと、参ります。