学校に迎えにいくと渡と担任のA先生が,
なにやら楽しそうに話してました。
私も輪に加わると、先生が渡に
「渡、誰が親友?」
と聞いています。クラスの J ちゃんが渡の仲良しなんだけど、渡は、私がいるからか、照れてそのことは言いません。
それで
「A先生」
と答えています。
「渡、先生が親友なの?」
と聞くと、
"Yes"と答える渡。
「先生は、先生だし、友達」
と答えてました。私と先生は、Jちゃんと言わない渡が、おかしくて、2人でニコニコしてました。
渡の「先生が友達・・。」という言葉で、私が昔アルバイトをしていた大阪のとある保育園を思い出しました。
学生の時に、保育園で助手の先生をやっていたのですが、ある朝、園児のお父さんが
「いやぁ・・・・。先生、不景気で、首になっちゃって。新しい仕事、探さなきゃなんですよ。」
と言っていて、先生方で、
「がんばってくださいね。」
と言ってました。○さんが子供を保育園に置いて、仕事探しに出られてから、他の先生と
「今、厳しいからお父さんも大変ね。」
と話していたのです。
その話をずっと横で聞いていた年長のT君が、あとでこっそり私のところにやってきました。
T君は、真剣な顔で
「ゆみ先生。あのな、先生もこんなところで僕らと遊んどらんと(遊んでないで)、はよう(早く)仕事、見つけなー。僕たちは、大丈夫やから。」
と言われました。
なにが大丈夫なんだか。(笑)
途中から、バイトで入った私が、彼にとっては友達だと思ったようです。
さらにおもしろかったことは、他の3歳児においては、縄跳びを手に握りしめて、私のところにやってきて
「ゆみせんせー。見てみて!僕なー。縄跳びできるようになってん。
見ててなー。飛ぶでぇ。」
と言って飛ぶのですが、どうしてもうまく飛べない。おちてきた縄をまたいでしまう感じで飛べないのです。
その3歳児。首をかしげながら
「おかしいなぁ・。僕、若い時は飛べたのに・・」
・・・・・・・・あんたは、いくつや!
子供って本当におもしろいですね。