自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

大晦日です。

渡は明日から、新年が始まることを理解しています。香穂はお友達の家で、新年を迎えます。私は、旅行から帰ってきて、休むまもなく、おせちを作っています。

明日から1月の日記は、私がこちらのコミュニティに連載していた、「渡の悪事」をここでも連載しようと思っています。少し笑える話が多いですが・・。

そーいえば、香穂(現在13歳)は3年前の年末年始に、生まれて初めて日本に行きました。元旦には、私の両親(彼女の祖父母)から、お年玉をもらいました。香穂は、お年玉という言葉を聞いたことはあったし、字も知っていたのですが、どうも玉乗りの玉だと思っていたそうだ。お年玉のかわいい袋を手渡された香穂は、その話をみんなに披露し、みんなの笑いを得て、それから、本屋に行きました。本が大好きな彼女は、興奮状態。これも欲しいし、あれも欲しい、だけど、お金がない。というので、

「さっき頂いたじゃん、あれ使えば?」

というと、

「えっ?なにも頂いてない。さっきは、おじーちゃんとおばーちゃんから小さなお手紙をいただいて、あれは夜に読むからとママに渡した」

と言います。

「えっ?あれ、お手紙じゃないよ。あけてごらん」

といって、お店で開封した彼女がびっくり!

「大変だ、大変だ。お金が入っている。おじーちゃん、おばーちゃん、間違えたよ。だって私、こんなにお金をたくさんもらえるほど、お手伝いも何もしていない」

といいます。私は、お年玉の習慣を説明すると、

「それは、どの子でも貰えるのか?」

「悪いことをした子供も貰えるのか?」

「クリスマス前にプレゼントを開けると、砂になるが、お正月前に頂いて、開けたら、砂になることは、ないのか?」

などなどの質問が飛び出し、

「そんなことはない。」といったら、

「ねぇ・・それさぁ。。ずるくない?私はうれしいけど大人は大損だね」

だって。日本の習慣にもっと触れさせてあげないといけないな。とおもった私でした。この旅行は、もっとおもしろいことが、たくさんあったのだけど、別の機会に書きますね。