自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

熱波がやってきたサンノゼで困ったこと

サンノゼ近辺に熱波がやってきました。気温が上がる、という程度ではなく、熱の風がどんどん吹いてくる感じ。日本からのお友達がサンフランシスコから車で来る予定でしたが、お断りしました。なぜなら、ものすごい数の消防隊が出ていて、避難する人たちで道がごった返し、暑さのあまりに大量の人が冷房をかけて、停電が起こり高速道路は大きな駐車場のようになってしまい、車は動かなくなるからです。たぶん、友達は間違いなく、この渋滞にはまり、汚い空気を吸いながらやってくるので、危険。

危険な天気。

消防車がうちの近所でも1時間ごとに数台は出るなーと思っていたら、やはり山火事が数カ所でおきました。渡も牛もびっくりするくらいの鼻の大きさになって、喘息発作がでておりました。

原因はこれ。

Unhealthy Air Quality for Sensitive Groups (敏感な人には、不健康な空気の質)は、渡も入ります。ここ数年、私もこの熱波の時には、アレルギーがでるようになってきました。山火事の煙がやってきて、とにかく胸が苦しい。夕方からは、停電もおきました。今年は酷暑になるとも言われているので、どこに避難するのか?など詳細もきめておかないといけないなーと思った今日でした。昨年は、南の海のほうに逃げたんですが。

 

思いがけない告白に答えるのは難しい。

先週末は、香穂の引っ越しだったのですが、わたしと渡とでお手伝いにいってきました。渡は、お姉ちゃんが大好きなので、どうしてもお手伝いしたかった(お手伝いといいながら、会いたかった)死ぬ物狂いで、働いてくれて、香穂も私も驚きました。こんなに働く引っ越し業者はないというくらい、渡は働きました。

お姉ちゃんのところに行くまでに、途中でたちよかったドライブインには、孔雀が放し飼いにされています。オスの孔雀は、プロポーズの時にあの羽をひらくそうなので、朝早くから孔雀どうしのプロポーズ風景なんてみれないので、羽を閉じた孔雀だらけ。

ところが一羽の孔雀が私の前にやってきて、私の真正面で羽を広げてゆっくりと左右に振って自慢してくれました...。

えっ!どうしろと。あわててカメラを出して撮影しました。しょうがないので、のりがいい関西出身者としては真面目に

「ごめんなさい。あなたの愛が重いわけじゃないの。あなたの愛に答える答え方がわからないのよ。」とつぶやいたら、まじで羽を閉じられた。短い時間の愛でした。やっぱり、孔雀も関西のノリだったのね。

 

 

引っ越し手伝いの最終日

お姉ちゃんが無事に引っ越ししたので、朝から、日常生活が回る分だけの箱をあけます。台所用品が重なものです。渡も必死で開けて手伝い、いらなくなった箱を綺麗にして、梱包材などもゴミ箱まで何度も通って捨てに行きました。無事になんとか明日から生活できるね!の状態になりました。11時半だったので、お姉ちゃんが

「すごくよく手伝ってくれたので、じゃ、いまからディズニーランドに連れて行ってあげる!」

とのこと。あわてて、ディズニーランドに向かい、まずは入り口にある有名なピザ屋の布団なピザをいただきました。

どうみても布団で、「ここで寝てください」と言ってるようにしか見えないピザ。

そしてカリフォルニアアドベンチャーに向かい、

デイズニーランドで、パレードをみる。

今日は時間があまりないので、お姫様には会えないからねといっていたけど、パレードをみれたので、お姫様たちにも会えました。もう突然のビックなプレゼントに目がまん丸、ビックサンダーマウンテンにものって、さて、一気にいまから東京ー姫路間を運転する私。はぁーすごい引っ越し手伝いでした。

香穂の引っ越し当日。

さて、香穂の引っ越し当日です。朝は買い物などをして、引っ越し業者がくるのを待ちました。待てど暮らせど来ないので、やばい。これが有名な「アメリカでは、頼んだ引っ越し業者が来ない」というやつか?と思ったけど、夕方5時にきてくれました。なんだか、午前の人の引っ越しが大変だった模様。個人情報なので、なにも教えてもらえませんし、私たちも聞かないので、どうだったかは謎。けど、大変だったらしい。

夕方5時からの引っ越しで、1時間離れたところに移動するので、真夜中までにおわるのか?と思ったけど、まー、なんと手際のいい人たちでしょうか!と思うくらい手際とくやってくださいました。

無事に午後9時には引っ越し終了。

ホテルに戻り、ごはんにありついたのが、午後10時。渡もぐったりつかれておりました。明日は、新居で箱をあけるのを手伝います。

 

さて引っ越し準備

さて、引っ越し準備の前に、朝早くおきて、お姉ちゃんが渡に会社見学をしてくれました。まず、本社のほうに連れて行ってくれた。

看板です。

こんなのがあって、大興奮。

ディズニーの本社の中には、お土産物もあり。その中でも社員しか買えないグッズを売ってるお店が一軒あります。そこではこのようなマーク入りのものがあり。

日本へのお土産となりました。

この社屋は、芸術家というより人事や広報などの事務系の人が働いていて、実写のほうの撮影スタジオもあったりします。

さて、香穂が働くディズニーテレビのほうに移動。

こちらは、ビル全体が技術者なので、もう普通の机というのはなく、みなさん、飾り立ててて、面白い、おもしろい。

渡はもう目がまんまるで、大喜び。

楽しい本社見学が終わったら、引っ越しパッキング。渡が「お姉ちゃんが働いている間にパッキングする」ということをいうので、’そうしました。

けど、暑かったり、同じ仕事だったりするので、文句いうんだろうなーとおもったら全く文句も言わず、どんどん箱をつくり、私がいれたものを綺麗にパック。部屋の壁に重ねてゆきます。おやつの時間には、全てパッキング終了!おぉぉ!すごい。

明日は業者の方がきてくれますが、なんと引っ越しラッシュのために、3時から5時までの間にきてくれるという、隙間の時間でいらしていただくことになりました。明日、きちんと来てくれるかなー。

 

 

おねえちゃん、こんにちは!

お姉ちゃんが、LAX(ロサンゼルス空港)の町から、会社に近い町へ引っ越します。1月から引っ越しを考えていたのですが、気に入ったところがなかなか空かず...。バスと電車を使って2時間以上かけて通勤しておりました。

そんななか、いろいろなことがあって(←後日書きます)結局明日、引っ越しの荷物をまとめて、明後日引っ越しということになりました。渡はお姉ちゃんが1月から引っ越しを考えていたことをし知っているので、

「僕は絶対に香穂の引っ越しを手伝う!何があっても手伝う!」といいはり、業者もやとうのだけど、まぁ。男気を買いましょうということでパッキングなどのお手伝いをお願いすることにしました。引っ越しということを利用して、おねえちゃんに会いにきたというのが正しいかな。

夕方、お姉ちゃんの働く場所に到着。お姉ちゃんとごはんを食べて、大満足。

なぜか母はワインもレストランに持ち込み、飲んでおります。少し酸味がつよかったのですが、なかなかいけました。ここのレストラン、50年以上も経営しているので、量がすごい。

サンドイッチが、ポテトに埋まってみえないのとかがある。そもそも日本の2人分あると思う。

洗面器並みに入った。ドレッシング。顔を洗うのかと思いました。

パスタもこれ、パスタっていわないよ。ソースだよ。というくらいソースがかかっている。

けど、渡はお姉ちゃんに会えて大満足。

明日は、パッキング、明後日にトラックがやってきます。

自閉症で全盲のコーディさんのすごい動画が上がっている

全盲で自閉症のコーディさんがアメリカズ ゴッド タレントに挑戦。すごいタレント力。 お母さんは

「自閉症は困難な世界だけど、音楽が人生を救ってくれた」 

ここまでにくるまでには、普通の人の何百倍も練習し、何千回も失敗し、そして、今がある。自閉症の人の持つタレントを天才だ、もともとある才能からできるんだ。という人がいるけど、それだけではなにもできない。本人が音楽をやりたいという強い意志を持ち、日々を幸せに生き、一生懸命練習し、その環境を家族や、周りにいる専門家、親族、友達などが整え、彼の楽しく幸せな人生を信じ応援し支えた結果だと思う。おめでとうございます。コーディさん。

 

www.youtube.com

お母さん。我が子が全盲とわかり、自閉症の診断をうけ、その衝撃の中でもそれでも強く我が子を愛し、支え続けた続けた凄さにた母の深い愛がわかります。

WWDCに今年も行ってまいりました。

Apple のデベロッパーのお祭り、WWDCに今年も行ってまいりました。

もう大量の人、人、人....。で、ございます。こんなにたくさん人がいるのに、なんだか、自分が浮いてる感じを受ける。ところか開発リーダーは嬉々としてみてまわっているし、なんだかすごく溶け込んでいる。こんなに大量の人がいるのに、リーダーが溶け込んで私が溶け込まないというのは、珍しい感じです。さらに、人が集まるところは女性用トイレが大行列になるのに、なんとここは、男性用トイレが外まで行列で、女子用トイレはダンスして跳ねれるくらい女性がいない。ガラガラです。

こんな体験は貴重。

今年は盛りだくさんの発表でしたが、そのことはここであげても誰もよろこばないだろうし、ネット上で山のようにあがってるので、ここでは割愛。私はアクセスビリティーのアップルの知り合いにたくさんあって、いろいろ話して、楽しい1日でした。日差しも空気も暑かったです。

開発リーダーが帝国ホテルのカレーを再現してくれた!

週末に開発リーダーがお友達を呼んで、二・二十六事件の時に帝国ホテルが政府軍に振舞ったカレーをつくるのでというので招待してくれました。

こんなテーブルでした。カレーのほうは、きのうも書いたように、具材を全て漉してしまうので、リーダーがカツをあげてくれました。カツカレーになった!けど、贅沢だわー。

出席した皆さん、すごいかんそうで、

「レシピをもらっても、作れる感じがしない」

「カレーもジョッキでいただきたかった」

というくらいでした。

美味しかったです。ごちそうさま!

 

私が二・二十六事件の時に帝国ホテルが振る舞ったカレーにこだわる理由

二・二十六事件の時に、帝国ホテルは政府軍の拠点になり、その政府軍に対して振舞われたカレーです。このレシピを手に入れた私。詳しくはこちら。

www.yumikubo.com

 

さらに、こちら

www.yumikubo.com

二・二十六事件は、若い陸軍青年将校たちが、政府に対しておこしたクーデター未遂事件です。彼らは、政治腐敗を指摘し、さらには農民たちが貧困な生活を強いられていることに対して、これらはおかしいので、やめるべきだということを訴えた事件です。上層部が腐敗していて、贅沢三昧だということを指摘しているわけで、確かにね。と思います。

それがこのカレーです。農民たちが日々の生活をしている時に、生のココナッツや、ゲッケイ樹の葉っぱカレーの粉などを使って1000人分とかのカレーを振る舞えるってすごい。これが、カレーです。ご飯は、私が穀米と白米でたべたかったので、こんな感じ。

具がないんです。というのも、ハムとか生のココナッツを使って煮るのですが、それは、全て越して捨ててしまう...町では農民たちが食べ物も足りず、生活をおびやかされるのに食べる。

いやー。贅沢すぎます。

こういうことを体験することができるカレーなんだなーと思います。

そりゃー若い人たちや農民は怒るわ〜と思う。こういう時代背景をカレー一杯で、知ることができるってすごい。

開発リーダーが作ってくれたのですが、ありえないくらい美味しいです。

どこでやめたらいいの?と聞きたくなるくらい、食べるとするする入ってきます。市販のカレーのルーとは全く違うものです。

すごいわー、開発リーダ。万歳!80年の時をすぎて、紐解かれる歴史ってすごい。感動。

召し上がってみたい方は、お知らせくださいませ。