我が家の娘がロサンジェルス郊外でのお仕事を終えて、実家に引っ越してきます。渡は「お姉ちゃんが帰ってくる!」と、もう大喜びで、朝昼晩と3回娘の部屋の床を拭いて帰りを待っております。こんなに姉弟って仲がいいものなのかな?と思うのですが、男兄弟がいない私にはわからないわ。
渡自身は、サンノゼにいて、仕事などもあるので、できることがあまりない。けど、じっと待つのもそわそわしてできないので、とにかくお姉ちゃんに喜んでもらいたいというのが一番。
娘は引越しの日時が迫ってきていても仕事で仲良しの同業者がたくさんできていて、特に可愛がってくださった上司の方たちもみんな移動になるので、毎日のように、お別れ会のパーティがあり、なかなか引越しの準備の時間が取れないので、急遽手伝いに行ってきました。
お世話になった監督たちなどに、ご挨拶もせずに移動はちょっとありえないので、大サービスで母は引越しお手伝いに参戦しました。
娘が引っ越しするにあたって、ただ荷物を箱に詰めるだけだったら、業者でもできるので、ついでに部屋も磨き倒して、トイレも便器に頬擦りできるくらいピカピカにし、お風呂の壁などのカビも1ミリもないというくらい、全て綺麗に取って、ピカピカに光らせてから出てきました。
アメリカのレントハウスは、入居時に、デポジットを1ヶ月分入れることになる所が多いです。娘の住むあたりもシリコンバレー並みに、家賃が高いので、デポジットも高くなる。そのデポジットは、退去するときの清掃代金として、ほとんど戻ってこないことが多いのですが、ここまで綺麗にしたので、全て戻って来ることを申し伝えられました!
鍵の引き渡し時に、最終チェックの方が確認に来たのですが、
「あなたどれくらい住んだの?」と娘に聞くので、娘は
「5年」と答えて、チェックにいらした方が、びっくりするという。
「こんなに綺麗にして引き渡されるの、初めて」と言われました。ふふふ。日本には、立つ鳥跡を濁さずという諺もあるのさ。なんとなく、ノリで徹底的に綺麗にしてしまった私。
娘はこの返却されたデポジットは、母が貰うべきだと言っていましたが、別にお金が欲しくてやったわけじゃないので、娘にあげました。娘は、お小遣いが増えてにんまり。私は期末試験に満点で通った気分で、気持ちいい。本日この返却のお金の明細が綺麗に整理されて正式に送られてきました。気持ちいい日だ。鍵を渡してホテルに移動。
母子でホテルに泊まっています。娘がホテルのバーの人に
「私、明日、この街から引越しするんだよね」と話したら、ホテルのバーの人が、バーにある一番でかいワイングラスに並々と白と赤のワインを注いでおごってもらったが、娘はアルコールを1滴も飲まないので、すべて母へのプレゼントになってしまいました。
今夜は母はちょうご機嫌。ありがとう娘&ホテルのバーの方!あーいい夜だ。