自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

私の年に1度の大仕事。アメリカで売られている鮭の種類とは。

アメリカは、魚が手に入りにくいというイメージですが、いろいろ魚はあります。で、その中んでも王道である、まずだいたいどこでも手に入るのが鮭。けど、値段が本当に様々です。

こちらで買える鮭の種類の主なもの。

 分け方は、難しい何科の魚とかそんなのではなく、私にとっては食べ方大事なので、食べ方で、だいたいわけています。

 

King Salmon(キング・サーモン)

アメリカに住む人は、割と好きな方が多く、油が多い系です。鮭の中では王様のような存在で、油が多い系ですので、お刺身やお寿司などに使われます。日本では漁獲高はほぼないので、ほとんどがアラスカなどからの輸入です。Chinook Salmon( チヌークサーモン)もこのグループに入ります。キングサーモンは、BBQのグリルなどで焼いたり、フライパンやオーブンでやいて、シンプルに塩だけの味付けで食べてもおいしいです。油が多いので。Omega 3 も多いので、人気者のサーモンです。

メインの料理で、ドン!とお皿に盛り、いただくのには最高。しっかり食べた感が残ります。

 

 Silver Salmon(シルバー・サーモン)

キングサーモンに比べて油少なめです。Omega 3 もキングサーモンに比べて少なめ。なのでですが、シルバーサーモンは、油が少し少なめなので、野菜を小さく切って炒めてかけたり、ソースをかけたりして食べても、美味しいです。ちょっと一手間加えると引き立つ感じですね。Coho Salmon(コーホー・サーモン)などもこのグループのことです。

日本語名はギンザケと言われていたりします。

 

Keta Salmon(ケタ・サーモン)

上記2種類の鮭に比べて、身が硬く、油が少なめです。日本の荒巻鮭がこの鮭ですね。

料理に混ぜたりするのに、最高です。鮭のグラタンとか、鮭のパスタ、おむすびや、和食の朝ごはんなどにもいいですねー。お値段も比較的安価。軽く焼いてフライパンで炒めて身をほぐしてフレークにしたり、フレークにした鮭に醤油をたらしてさらに炒めて、寿司飯を使って押し寿司にしたり、パスタに混ぜて食べたり、グラタンにしたりと様々な食べ方ができます。押し寿司は、キングサーモンを焼いて使ったりしてはダメです。寿司飯が油でギトギトになりますから。で、もちろんKetaは、アメリカでは人気ありません。油少ないし、Omega 3も少ないし。身も固めだから。

 

他にももっともっと種類はありますが、だいたい3種類くらいのを知っておけば、どれかが売られているわけで料理によって使い分けができます。鮭は Wild caught(天然)か、Farm raised (養殖)の2種類があります。鮭は寄生虫がつきやすいものもあるので、Frarm Raisedの場合は、抗生物質のような薬を使って飼うことが許されているので、私としては、なるべく天然が望ましいですね。天然のほうが、油分も少ないですし、カロリーも低いです。Farmは、身が油が多いせいか赤じゃなくてピンク系で白っぽいです。

 

ということで、私が一番欲しいのはケタ・サーモンの天然です。

どんな料理でもできますし、おにぎりにはやはり、これが一番。押し寿司だってできるし。キングサーモンでおにぎりつくったら、割とご飯が油でギトギトになります。この天然のケタ・サーモンのセールを1年に1度やるスーパーがあり。今年は、昨年よりさらに安い。大興奮の私。こんな私が鮭を買いに行くとどうなるか?というと、こうなります。

ドン!!!

お店の人は、1匹づつ紙に包んでくれました。

もうしわけなかったけど、仕方ない...。

というので、これをガンガン捌いて、天然の塩でしめ、日本の荒巻鮭に近い感じにして、一人暮らしのシニアの方とかにお中元でお配りします。

今年も大変喜ばれました。

で、これだけ捌いてもまだ気がすまず....。次の日にも追加で買いに行ってしまった...。

今年は、ちょうど、包丁を狂ったように研いで、ご機嫌だった次の日にセールだったので、捌きながら思わず。「あぁ、楽しい...」と呟いていて、もし知らない人がみたら、恐怖でおののいたことでしょう...。

楽しかった。私にしたら1年に1度の七夕級のイベントです。彦星に会うくらいだったら、ケタサーモンのセールに会いたいです。

さて、本格的夏です。お出かけの時は、この鮭でおにぎりを作って行き、地平線をみながら食べると、これが美味しいんだ!

夏、真っ盛りでございます。嬉しい!!