自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

ハクビシンと戦う父

うちの裏庭には、柿の木があります。この柿の木が次郎柿で、まぁ甘くて美味しい柿でございます。父は、お世話になっている方に、この柿を分けると大層喜ばれるそうです。
ところが!ハクビシンがやってきて、木の下のほうの柿を全て食べてしまうらしく。このままだと全て食べられてしまう勢い。この柿は、父はやはりお世話になっている介護をしてくださる方々にあげたかったらしい。
 父が近寄るとハクビシンは父に威嚇してきたそうで、逃げることもなく。いやー、田舎出身の父にそんなことしてはいけない.....。ハクビシン、父を老人だと舐めてもいけないよ。そのまま父に棒で突かれるという。数えで88歳の父。ハクビシンと戦うの図です。農家の息子ですので、小さい頃は畑を荒らす動物は徹底的に攻めまくります。戦後のなにもない時代が子供時代ですので、畑を荒らす動物の駆除も遊びの一つだった模様です。ハクビシン、それから二度と我が家には来ないそうです...。父曰く、「あんなにトロくて鈍臭かったら、昔だと田舎だったら、完全に捕まえられて、子供たちの遊び道具になって亡きものにされている。イタチなんかとは大違いだ」と言っておりました。まぁだから繁殖能力がすごいハクビシンなんだろう...。夜行性ですが、昼間に堂々と出てきて柿をたべるということは、動物も生き延びるために、いろいろと生活形態を変えているんだろうなー。
と思いました。
戦後の小さい子供はおもちゃがあるわけではなく、みんなさまざまな野生の動物をつかまえて遊んでいたそうです。父のクラスには、少しおとなしめの小さい子がいて、カラスたちが馬鹿にして、突いたりしていたそう。けど、その子もついに怒って、徹底的にカラスをおいかけ、ついに捕獲に成功。カラスの首と足を掴んで、学校に持ってきたそうだ。執念だ....。
それで、子供が捕まえた野生の動物は、ほとんどのものは、大人にもっていくと大人が食べれるかどうかなどを判断して処理していたそうです。戦後の話ですねー。