自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

渡の春休みが始まる

渡の春休みが始まる前にとりあえず、英語の教授と渡とで話してきました。宿題たーーんまり....みたいな感じです。お姉ちゃんといい、渡といい休みでもすごい勉強量だ。

若い英語教授は、自閉症を生まれて初めて見るという。たぶん、小学校から私立だったと思われます。こうなると障害児と接した事がない人というのは居るからです。

けど、教授なりにものすごく自閉症を勉強してくれていて、視線が合わすのが苦手と言うのを読んで授業中になるべく先生も渡のほうを見ない様にしていたらしい。いやーそこまでしなくても….必要だったら渡が視線をそらしてくれるってばー。必要なくてもそらしてくれるけど。なので、そのように話しました。

渡は、プレゼンテーションをしたいという話をし。話せないのに、どうやってやるんだよー!!と笑いましたが、どうも、日本語でしたいと。そりゃ、英語のクラスなので、無茶な話です。なので、日本語プレゼンをどこかでできる所を私が見つけるということになりました。話せないのに、なんでこんなことしたいのか不明。だけど、どうも数学や英語の授業をうけるうちに、だんだん挑戦するというのが面白くなって来た模様です。先生は、

プレゼンテーションのアプリケーションフォームは英語なので解らないところがあったらOffice hourに見てくれるというので、一気にやる気になる渡。先生、凄すぎる。授業に関係ないのに、いろいろ英語の関する事だったらなんでも見るからおいでねー。ゆみもおいでー。

とまるで盆踊りかなにかに誘うノリです。必ず挑戦させてみる。挑戦することにしてもいないのに、できないと言わないところがアメリカだなぁ…。意外に渡のIEPメンバーのほうがすぐに出来ないって言うよな...と思った私。


数学のようには、上手くいかないこの英語。といっても数学も死ぬほど苦労した渡だけど...。

正式なエッセイの書き方というのをアメリカの場合は小学校から学びますが、渡の場合はこれを学んでいない。なので、そのことを話しておきました。

エッセイは真っ赤になって返ってきています。たぶん、渡よりも先生の赤ペンの方が記入量は多い。けど、点数をプラスしてくれるとか甘く見てくれることは絶対にないので、皆と同じように、出し直しです。全部やりなおしねー。っていう感じですね。

地道な道のりですが、来週から1週間の春休みなので、少しづつこなしていきます。それにしても、絶対に勉強をいやがらなくなって来た。すごいなーあれだけ英語が嫌いだったのに…。学ぶって凄い事だ。