自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

アメリカの主婦の送り迎えをなめてはいけない

シリコンバレーで一番発達していないのは、公共交通機関だと思います。

よく

「子供の送り迎えだけしてればいいんだから、アメリカの専業主婦はいいね。」

といわれました。けど、そういう訳でもなさそうです。というのも、私の車は、送り迎え以外では、ほとんどつかっていませんが、走行距離20万マイル(321,868キロ)を突破しました。

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地球1周(赤道上)で約4万キロですので、だいたい8週しました。

購入したのが2003年。現在2010年です。7年半(90ヶ月乗りました)。

1年弱で1周する訳ですね。平均すると1ヶ月に3576km。約1日119km走ることになります。

ということは、毎日走る距離は横浜市から、静岡県富士市あたりの距離になるかと。

子供がまだ小さいころは近所だけでよかったのですが、小学校高学年になってから、朝、昼の送り迎えはもちろんのこと、部活だ、遠征だ、みたいな用事も増えました。上のお姉ちゃんは、小学校の時から吹奏楽をやっていて、コンサートに行ったり、渡は、自閉症なのでセラピーに行ったりでした。



たとえば、朝香穂を学校に送ります。一旦家にもどり、渡の学校に向います。それから、もどってきて、また昼から香穂を迎えにいき、渡を迎えに行きます。それから、渡をディケアに預けたりセラピーにあずけて、その合間に今度は香穂を塾につれて行きます。香穂を迎えにいって、デイケアに渡を迎えにいって、今度は香穂をコンサート会場に落とします。

渡をセラピーにつれてゆき、香穂をコンサート会場に迎えに行きます。

こういう日は一日に10回以上、ガレージの扉の開け閉めをやっています。多い時は、20回開け閉めするでしょうか・・・。



子供が小さいときは近場でよかったものが、大きくなると吹奏楽の大会も遠いところに出たり、特に香穂が大学に入ってからは、入寮の荷物や退寮の荷物を持ってLA近郊まで往復したりしています。渡が会いたいと言えば、行く上にディズニーランドも結局は学校の勉強(舞台芸術)も兼ねて、行ったりしていますから、運転距離も伸びます。

子供の歳がいくにつれ、行動範囲が広くなりますから、送り迎えの距離も伸びます。



私の車は、日本製です。Suzuki のですが、これだけ走ってもびくともしない。Suzuki 偉い!さすがエンジンは強いです。

整備を友達がやってくれるのも距離が伸びてる理由です。本当にこのお友達にはありがたいと思う気持ちで一杯です。

さらに、無事故でここまで来れたことを感謝せねばなりません。

さて、まだまだこの車で走ります。どこまで走れるかなー。大事に乗ろうと思います。 

##けど、ちょっとは新しい車がほしいなーとも思い始める今日この頃ですが、そんなお金は我が家にないので、まだ走ります・・。