自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

7. 私が血液の癌である悪性リンパ腫の告知を受けた日の事。

香穂の大学院の卒業式の日に一緒に癌告知を受けて、さて家に帰宅。香穂も予測はしていたものの、彼女はあまり病気のことを調べていない(卒業試験もあり、調べる時間ももったいないのであまり調べるなとは話ておりました)ので、ショックはうけていたみたいです。香穂には、冷静に私の思いを話しました。

「まず。私は死なない。薬もいろいろ調べてわかったけど、私は絶対に死にません。先生のところでみせていただいたPET スキャンの画像には、全身にがんがうつっていて衝撃だったけど、それは治るので、あまり視覚から入った情報に、自分を占領されないように」と伝えました。

あと私から伝えた事は、

1.就職活動はしっかり行う

2.私のがんなどとは関係なく、我が家は「働かざるもの食うべからず」なので、就職が決まるまで家にいるのなら、家事か渡の育児(というか、福祉や医療のほうの対応やプログラムの対応、送り迎えなど)を担当するか、バイトをすること。

3. 私の治療などにも立ち会うか、立ち会わないのか?なども決める

等々を話しました。香穂の希望としては、

 

1.就職活動で行きたいところには、全て書類をだしたけど、第一志望のところは、結果が来るまで数ヶ月かかりそうなので、その間は家で結果を待ちたい。どうしても第一志望の会社に行きたい(ソニーアニメーションスタジオでした)合格できるのは一人だから、ダメだったら、すぐにいわれると思う。とのこと。時間がかかるとしたら見込みあるかも。と考えていたようです。

 

2.家にいる間のお手伝いは、主に渡の身のまわりのことや、音楽のクラスにつれていくとか、ご飯を作るそういうのは担当したい。私が出る前にきちんと渡の生活を確立させておきたい。母である私の治療の送り迎えなども渡と重ならない時は、私がやりたい。心配だし、何がおこっているのかを知りたい。

 

というようなことを言われました。

それでお互いの今後のすべきことが決まったと安心していたんですが

真夜中。わたしは喉がかわいたので、リビングにいくと、彼女はリビングで、絵を描いていて、顔を見ると目を真っ赤に腫らして一人で泣いていました。流石にガンの本人の前で泣くのは憚れた模様で、一人で泣いていたわけです。あぁ。これは、かわいそうだな。たしかに母親が末期の癌だといわれて、悲しまない子供はいないだろうと思い、私は香穂にあることを頼もうと思いついたのでした。続きは次回。