自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

渡の通う学校のセラピーを見てきました

渡の通う学校のセラピーを見てきました。

OTは、問題ないのですが、スピーチがかなり問題だと思っていたのですが、相当改善されていました。

見学が終わり、担任の先生と今後について、いろいろ話し合いました。

担任の先生は明日から、産休に入ります。普通、おめでたの先生だと

「あっ途中で先生が変わるので、変化が苦手な自閉症には、合わない」ってなるのですが、FAT事件に始まって、先生の妊娠、出産ということから、渡は多くのことを学びました。命の大事さ、尊さも学んだだろうし、先生がいなかったら、

「御母さんは御母さんで、僕は、病院からやってきた」

と成人するまで、ずっと思っていただろうし。



話し合いの時に先生が産休の間にする課題(代行の先生はすでに12月から補助として入っています)をいろいろ教えていただきました。

で私と相談したかったという件が一件ありました。



それは香穂のことです。


香穂は9月から大学に行きますが、香穂と渡は相当強い絆で結びつき、渡も困ったときには、随分たよりにしていますし、いろんな相談相手にもなっています。渡の本心を聞き出すのが一番上手いのも香穂です。

担任の先生とセラピストたちは、この強い絆で結ばれた香穂が9月から家になくなることで、学校として、なにが対処できるのか?を考えてくれています。

とりあえず、5月くらいから、ソーシャルストーリー(段階になっている説明の話)を用意して、香穂が大学に行くことを説明してくださるそうです。大学にいって、寮に住むこと等を段階を踏んで教えてくださるそうです。

もちろんこの香穂と渡の固い絆が、たった1回の説明でわかるわけはないので、何度も行い、渡が納得するまですることと、いなくなってからの精神的なケアも注意して見てくださるそうです。安心しました。