自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

ミュージカル”ユーリンタウン”

香穂の学校でユーリンタウンのミュージカルが始まります。

この学校の舞台の授業の一環ですが、香穂達の学校は香穂が舞台芸術の授業を選択するまでは、舞台の下書き、設定は、プロに頼み、生徒たちは、それを塗るだけ・・という感じだったそうです。

9月からは、

香穂が、全て下書き、設定を担当し、このユーリンタウンは、彼女の中では一番力をいれた舞台設定のようです。


このストーリーを作った人たちの

「ユーリンタウンができるまで」

の本を読み、原書を読み、ミュージカルのCD をitunesで購入し、毎日何時間もユーリンタウンをかけまくり、私は毎日ユーリンタウンを聞いて、ご飯を作り、洗濯物をたたみ、掃除をしておりました。そんな感じですので、私でさえ、

「これは、ユーリンタウンの音楽」

っていうのを当てれるくらいになりました。

香穂は、あまりにどっぷりとこの劇に浸っているので、

「舞台設定をyoutubeで見て、参考にすれば?」と言ったのですが、

「いや、それは、したくない。これだけ考えて、自分のイメージが出来てきたので私の舞台設定ができあがるまで見ない。」

と断言しておりました。

やっと書き始めて、一番難しい下水道のシーンを最後に仕上げた瞬間

「ゆみちゃん、これはうまくいったかも。私、好きだ。この絵。」

と自分で言っておりました。




さて、完了した下書きを先生にわたし、許可がでたので、今度は、本物の舞台設定に香穂が下書きをかいて、設定を作りあげて、塗るのは、みんなで塗ったという舞台。

今日香穂を迎えに言ったときに

ペンキだらけの香穂が出てきたところで、ばったり出会ったら

「舞台、できた!」と言っておりました。

「えっ~!やったじゃん!見たい!」って言ったら、

「ちょっとだけだよ」

と、ちょこっと学食カフェに入れてもらって、見せてもらいました。

”うまい!”

私がいうのもなんですが、よくみんなで作ったと思う。



香穂の学校は劇場がありません。

食堂カフェを改造して作るので、本当に苦労して作るのですが、

食堂カフェに、こんなすごい舞台つくっちゃっていいの?”っていう感じです。


そーいえば、香穂が受験した大学で、香穂の志望校の受験担当の教授いわく

「ユーリタウンは、ミュージカルの中で、舞台設定がすごく難しいのよ。あなたの設定ができたら、絶対に写真を送ってね。」

と言われているので、私は撮影せねばなりません。



さてこのミュージカル

第56回のトニーアワードを受賞しています。その時の舞台の最初はこちら。

D



親ばかですが、この舞台設定だったら、香穂の設定した舞台のほうがまだいい、(←マジで親ばかだ・・。だってブローウェイにたてついてるものねぇ。親ばかもここまでスケールが大きくなると、みんな呆れるんだろうな。ごめんね。)

香穂の学校のユーリンタウン

Prospect high

18900 Prospect Road, Saratoga, CA 95070

場所は、上記の通り学食カフェです。

3月6日(金)7日(土)  7:30PM~

3月8日(日)3:00PM~

3月13日(金)14日(土) 7:30~

入場料は、10ドル(チケットは、当日窓口でお買い上げください)

皆様、御運びくださいませ。

前回のアリスは、最終日は、満席で20分前にチケットが売り切れました。

少し早めにお越し下さい。

舞台をみるだけでもちょっと価値あるかも



追記・・・ここまで書いたら香穂に、

「ゆみちゃん、ちょっと言い過ぎだよ。落ち着こうよ。興奮するとまるで子供だなぁ。。」

と注意されました。はい、反省します。