自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

第一希望大学からの合格通知

きのう補習校の卒業式を終え、子供たちと送別ボーリングに行き、御母さんたちもボーリングをしました。

それから、カラオケがあったのですが、香穂は、ユーリンタウンのミュージカルが千秋楽で、演奏しないといけないので、帰宅しました。私もボランティアが入っていたので帰宅。

帰宅したら、郵便受けに分厚い書類が・・。

封筒の左ナナメ上に

"Chapman University admission department(入学科)"

と書いてあります。

「あっ~!入試結果だ!」

と、わかった私。

香穂に

「早く開けなよ。早くぅ!!」

と言うと、

「えっ~!私、手を洗いたいのに・・・。」

と言うので、(↑香穂は、いつも冷静)

「手は、いつでも洗える!!!!」(←通知もいつでも開けれます。自分で突っ込んでおきました。)

早々に開封して

「なんて、書いてあるの?なんて、書いてあるの?」

と聞く私に

「受かったって!手を洗ってくる!!」

という香穂。バスルームへ。冷静・・・。


この大学。香穂が、ディズニー関係に携わりたい。ピクサーもいい。と言っていた大学で、面接してくださった先生が、ディズニーのファンタスミックの作成に関わっていたという

「アメリカンドリームか?」と思った大学です。

香穂がうけた学科は、合格者5名という難関学科でした。

私たちは、この大学に2回訪れています。

2009年1月23日の受験日2008年の2月22日に大学の見学をしました。

その時の話は、上記の日付をクリックしていただければ、読めます。


実は、私たちは、この大学のことは、プライベートの進路カウンセラーの方に出会うまでまったく知らず、ノーマークでした。香穂が、

「大学にいくの嫌だなぁ。なんか怖いな。」

と言うので、プライベートのカウンセラーの方に

「じゃ、まずは見てみましょう」

と言われて、見学を勧めてくださった大学の一つです。


そして、この大学を受験するときの推薦状は、香穂の高校の舞台設定の先生に書いていただきました。先生のお子さんも香穂と同じ年齢で受験です。その時に

「僕の娘SAT(センター試験のようなものに近いかも)が3教科満点なんだよね。で、香穂が受けるChapman Universityは勉強する環境がすばらしくいいので、勧めたんだけど、彼女は、Water Poloが命の子なので、この大学は嫌だ。って断られたんだ。ここはいい大学だよ。いいところを受けるね」

って誉めていただいたんです。けど、先生は内心「うからないよ」とおもっていたと思う。と香穂がいってました。推薦状をお願いしたときに、すごく驚いていたから。ということでした。

たしかに、この大学、運動は弱い・・。運動で活躍してる子は、ちょっと物足りないかも。です。


さて、香穂はきのうはユーリンタウンの千秋楽でしたので、演奏に行きました。最終日なので、先生もたくさんいらしていて、もちろんそこに舞台芸術の先生もおられました。香穂が

「チャップマン大学に受かりました。」

と報告すると千秋楽がまだ始まっていないのに、みんなでスタンディング・オベイションでお祝いしていただいたそうです。推薦状を書いてくださった先生は

「本当によかった。よくがんばったね。あそこの舞台芸術は最高だ。君は本当にいい大学を選び、いい道を歩むね。」

と何度も誉めてくださったそうです。

ほっと一息。

香穂に

「いつ大学の手続きするの?」と聞いたら、

「第二希望の大学の結果をみてから。実は、ここにするか第二希望の大学にするか、少し迷っている。」

というので、手続きはもう少し後になりそうです。

香穂は出かける前に

「補習校のお母さんたちにも長い間、すごくお世話になったので、ゆみちゃんからお礼を言っておいてくれないかな?」

というので、みなさんが集まっているところに電話して、お礼を伝えました。みなさん、渡が居ての香穂の苦労をご存知ですので、すごく喜んでいただきお祝いの言葉もいただきました。


そんなドタバタの一夜あけて、今日。

友達が、ケーキを持ってきてくださいました。

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進路カウンセラーの方も来ていただきました。このカウンセラーの方なしでは、絶対になかった合格です。

私は肩の荷がやっと降りた感じです。勉強したくても渡に宿題を破かれたり、寝ても夜中に叫び声で起されたりした香穂です。この劣悪な環境でよく勉強しました。

よかったね。

さて私もこれで、遊べます。ご無沙汰していた皆様、遊んでくださ~~い!