自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

自閉症児を抱える夫婦の離婚~part1~

ちょっと調べ物で、自閉を抱える家族のことを調べておりました。

驚くことが、ひとつ。

自閉症の数は、いまや150人に1人です。現在ところ全米の3歳から22歳の自閉の数は、255209人(2月12日現在午前12時現在)

障害児の全ての数は、1992年を基準として、2006年には、14倍に増えています。全体でみるほかの障害の数は、ほぼ横ばいです。

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赤が自閉症、緑は全ての障害です。

で、Autism Linkというところから、メールが送られてきて、自閉の夫婦間のことがかかれていました。

自閉を抱える夫婦の離婚率は80% 離婚して片親で育てているからという理由で手厚い保護が受けれるわけではない(カリフォルニアでは、まちがいなく厳しい現実がある)ので、離婚後は、厳しい生活が待っているのにもかかわらず、離婚率は落ちないそうです。で、Yahoo.comのML内に、自閉症の夫婦の離婚のグループができました。というニュースです。みなさんで問題をシェアしましょうということのようです。離婚率の高さにもおどろきますが、こういうグループができるのもすごい。で、一日に登録する人数が、100人近いです。すごい。

1年で3万人が、会員になるのだろうか?すごすぎる・・。自閉の数が25万人いると、親は、その倍いるわけで、少なく見積もっても(兄弟がいるケースを加味して)40万の自閉の親がアメリカには、いるわけですよね。その親に祖父母がいるとして(死んでる生きてるは関係なく)80万の祖父母がいるわけです。というだけで、自閉に関係している人数は、親と祖父母だけでMAX120万人いるわけだ。(死んでいる人もいるか・・・)そこに兄弟の数も加わるってなると、自閉の親族なんて、山のようにアメリカにいるわけですね。

で話をもどして、離婚のMLの内容ですが、子供が小さい時に別れる人が多くて、いま迷ってる人の話だと

「自閉だと言われてるのに、ダンナが信じないので、困る。セラピーなどを受けさせてもらえない。」とか、

「小児精神科につれていくな!とか、言う。」

とか、そういうものもありました。

小さいうちは、多くの場合、日中、御母さんが四六時中みている場合が多いので、母親のほうが、気づきも早いでしょう。

私の周りでもダンナが先に自閉に気がついたケースは、すごく少ないです。

これって大変なんですよね。先に一人が気がついて、もう一人が気がつかない場合、気がついた親が、気がつかないつれあいを説得してから、病院に行くというのは、至難の技です。

親ならば誰でも子供の健康を望みますものね。父親が母親に

「信じてね。うちのコ、実は、自閉なの。」

と言われても、すぐには、信じられないのが現状なのでしょう。続きは明日。