自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

香穂の進路説明会

香穂の学校で進路説明会がありました。香穂は、高校2年生です。香穂の学校は、高校4年生まであるので、あと2年と少し通います。アメリカでは、高校までが義務教育です。これは、9月からの単位の修得のための説明会でした。2日前にコースを選ぶ紙と本を渡されて、3日後に出してね。ということだったそうです。

ところが!高校の単位習得は、日本の大学より複雑怪奇で、私には、まったくわかりません。高校卒業のための必要習得科目と受験のための必要習得科目は違います。香穂は、JTPAで一緒にボランティアをしている樋口聖さんに問い合わせて、なにやら、進路のことを聞いていました。

さらにこちらで進路のカウンセリングをされている方に説明会に出席して、その後、相談にのってほしいとメールで申し込んでいます。

結局、香穂が習得単位を決めるのに要した時間は、説明会を含め、12時間以上。

私は高校の時は、ただ学校にいっていれば、2科目くらいの選択数はあったけれど、こんなに時間は要しなかった・・。

しっかり自分が何を勉強したい、どの科目が得意などがわかっている生徒はとても簡単に決まるのかもしれませんが香穂のように、どうしよう・・と迷っているときは、とにかく、いろんな人に相談して、決めてゆくようです。

提出日の前夜の22時半。やっとコース選択が出来上がりました。香穂が担当の学校のカウンセラーに持参すると

「わぁ!とてもすばらしいコース選択ができたわね」

と誉められたそうです。

はたでみていた私は、アメリカの高校生は大変だ!と実感しました。