先日、同じ学区の高校6校から、21名を選んで、うち11名に奨学金(スカラーシップ:返済不要なお金)を頂けるというのに香穂が選ばれました。2月に突然カウンセラーに呼び出され、いったいなんの説教を食らうのか?と思っていた件です。
あれから、面接もあり、香穂の高校生活での活動をのべ、ボランティアを主にやってきていた香穂は、どうもそのあたりをみとめられての受賞です。
香穂にスカラーシップをくださった団体は、County women's club campbellという団体で、この地域に1906年からある団体だそうです。地域に根ざした活動をしていて、公立の学校の設立や、運営のお手伝い等もしているようです。
今夜は、その団体が、受賞した生徒11名を招待して、ご飯を食べながらの授賞式となりました。
同じ学区にある6校から、受賞した生徒がやってきましたが、香穂の学校からは、香穂一人しか選ばれず・・。カウンセラーの方も来てくださったのですが、うちのテーブルは、たった3人でこじんまりと座っておりました。
大勢のCounty women's clubのメンバーの老人や、奥さんがおめかしして座っています。
授賞式にうつり、一人一人が紹介されて、受賞理由を司会の方が、説明してくださます。各自の説明のところになると、一緒に来ているご両親は泣き出す方もいらっしゃり・・。私は泣けない。もしマイクをこちらに持ってこられたら、話さないといけません。すごい、お母さん、余裕だなぁ。。と思ってみておりました。
おかしかったのは、この賞の面接のころは、香穂は複数の合格通知を頂き、まだ進路をチャップマン大学にしようと思っていた頃で、香穂の進路がそのころの大学のまま発表されています。
「目立つことが嫌い。はなやかな場所は緊張する香穂」は、訂正できず・。「あとで係の人に言う」と言っておりました。
緊張しまくりの香穂の受賞シーンです。黒服は、シンフォニックバンドのユニフォームです。
頂いた表彰状はこんなもの。
奨学金は、6月に送られてくるそうです。
いただいた食事は、食べ放題でしが、こんな感じで、
緊張であまりたべられなかった私は、香穂と授賞式のあとに、お祝いで2人でレストランに食べに行きました。
追記・・この表彰式で一番うれしかったことは、私たちが帰ろうとしたら一人のご老人が近寄って来て香穂に
「ありがとう。ありがとう」というので、なんのことか?と思ったら、そのご老人は、自閉症児のクラスの先生を長くやって、引退されたそうです。自閉症の子育ての大変さ、教育することにしんどさ、孤立しやすい分野であること等を述べられて、そういう人たちにかかわってボランティアをしてくれたあなたの姿勢は、すばらしいことです。と感謝の気持ちを述べてくださいました。うちには、自家培養で自閉症がいるのですが・・。彼女いわく、家族にいたら、家族として育てるだけで必死になるのに、それだけで終わらなかったあなたの活動はすごいです。今後もがんばってねと言われました。これに一番感動していた香穂と私でした。