自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

プロフェッショナルの流儀

今日から、夏の大学講義の受付が始まるので、きのう進路カウンセラーの方に自宅に来てもらい、香穂の進路の打ち合わせをしました。

香穂は、長期的な目標をたてるのが、あまり得意でなく、決まったことをコツコツとやってゆくのが、好きなタイプです。環境の変化も得意ではないし、旅行もどちらかと言うと、渡のほうが、死ぬほど好きです。

こんな香穂の進路って、実は、難しいものがあります。

香穂は、入った大学になるべく長くいたい。大学を結構簡単に変わるアメリカで考えられることは、こちらのほうが、自分に向いているという理由でうつるのは、まだわかるけど、ここが嫌だから、あそこにというネガティブ因子で、移動は嫌なようです。

なおかつ、自身の進路と言うものに対して、正面からまじめに考えたいという希望があります。

高校のカウンセラーとも話をしましたが、まるで、将棋の駒か、なにかのように

「あっ、あんた絵が好きなの?じゃ、○○大学がいいわ。」といわれ、香穂ムっ。

「私の性格や、したいこと、私の将来が、かかっているのに、私の絵もみたこともない上に、簡単に、

○○が好きだから、ここの大学。なんて、山のようにある大学から、いとも簡単に決めつけてゆく態度」

に、むかっ腹が立ったようです。ああいう扱いを受けてしまっては、自分自身を大事にするのも大変ではと言います。

なので香穂は、プライベートの進学カウンセラーでCCPプラン(進学支援総合プログラム)というのに、入っています。

日本語でも英語でも受けれますが、香穂は、深く話したいときは、英語で話しています。

私は、100%日本語でお願いしています。

これが、すごい!こんなにすばらしい進路選択ってあるのだろうか?と思うくらいのものです。山のような大学のリストから、その大学の個性等を説明されてゆきます。

今回は、香穂のたってのお願いもあって、香穂を良く知るスタンフォードの博士課程の樋口聖さんにも立ち会ってもらい、打ち合わせをしました。

このid:seihiguchiさんが

「えっ~!アメリカの大学っ進路決定って、すごいですね。けど、香穂ちゃんの場合は、こういうプロフェナルに常に相談できる環境があって、いいですね。恵まれています。すべての高校生にこういうチャンスがあるといいですね。

こういう環境がない場合、進路って、ものすごく大変なのでは?」

と言われてました。

「日本の大学と同じ感じで進路を考えていると大変な事になりますね。」

という意見。本当にそうだ。

で、このカウンセラーのすごい所は、○○大学に何人入れました。

とか、そんな話がカウンセラーの最中にでたことがない。

余談ですが、西海岸だとどうしても私立だとスタンフォード大学が有名ですが、実は、スタンフォードや、

UCLAを蹴ってでも入る学生が入ってゆく大学なんていうのも

いろいろあります。知らなかった。。。、スタンフォードより難関校があるなんて!


話を戻し、香穂は、○○大学に何人みたいな、昔そういうプライベートのカウンセラーとも面接をしたことがあり、毛嫌いし、反抗し、結局は、すっぱり縁を切りました。

香穂曰く、このプログラムのおかげで、進路のことをソフモア(高校2年生)から考えることができたのは、高校生活を有意義にモチベーションを持って過ごせたことの自分への最高のプレゼントだった。と言います。

これらのカウンセラーは、すべて

「香穂による香穂のための香穂の進学へのサポート」

です。香穂、大満足。これがなければ、高校生活が無駄な時間が多くあった言い切ります。

夏に向けてのマイルストーンもはっきりと見え、風呂上がりようにさっぱり!

いいなぁ。これがアメリカの進学の醍醐味でしょう。私の大学進学と大違い。

上記の樋口さんも同じように言ってました。

こういのがあるっていうのは、本当に幸せです。

具体的な事は香穂の進路の事なので、私が勝手にここにかけないのが、本当に残念ですが、子供がソフモアになったらぜひ。初回の相談等は、無料ですので、macs careerに連絡してみてください。我が家では、このプログラムに入ってから、

「勉強したの?」

「そんな事ばっかりしていて、宿題はおわったの?」

という会話が我が家から、ぱったりと、消えました。

これがなくなると思春期の女のコのいる家の反抗の図が我が家から消えました。

毎日、ころころと笑い、健康的な我が家です。

勉強のことで、もめたこともなければ

「遊んでばっか。」

みたいな会話もないです。親子で同じ目標を見据えているため、彼女の高校生活の充実さは、まったくちがいました。

親としても何に対して彼女をサポートすればいいのか、はっきり見えるので、私のようなずぼらな親でも、とてもやりやすいです。

少しでも不安になったり、疑問が発生すれば、すぐに香穂は、カウンセラーの人と連絡を取り、話をしています。

いい進路カウンセラーに出会うというのは、そのコの人生を豊にしますね。

今日は、プロフェッショナルな進路カウンセラーの仕事の流儀をしっかりを体験させていただいた、すばらしい一日でした。香穂曰く

「ブログにあげないで個人的に進路が学校のお話するのは、welcomeなので、質問には、答えます。」

ということです。この日のブログへの香穂や私への質問は、どうぞyumigremlin@gmail.comへお送りください。