自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

誕生日に向けてParents Helping Parents へのご寄付をありがとうございます。

4月26日の私の誕生日に向けて、Facebookでアメリカのリソースセンターである

www.php.com

への寄付をお願いいたしました。

PHPは、私が息子の発達の遅れがわかった1歳の時から、お世話になったリソース団体で、当時は全然英語もわからない私のために、日本語グループを立ち上げてくださり、メリエレン会長と一枝ローエンスタインさんの指示のもとで、活動できることになりました。日本人グループでは述べ 2,000 家族以上が、ここでリソースや助けを受けながらアメリカで生活しています。アメリカに旦那さんの仕事の関係で障がい者を抱えて赴任になり、路頭に迷うことなく暮らせる人が多いのは、ここの助けもあります。この団体では、毎日のように勉強会も行ってくれています。障がい者やその家族、専門家、携わる人々を助ける、全米では1、2位を誇るようなリソース団体として活動しています。お父さんのほうのブッシュ大統領にも活動が認められて表彰された団体です。

今回Facebookで集まったご寄付は、自分で設定したゴールの$500を超える$1753でした。みなさまありがとうとざいます。

寄付してくださったかたももちろん感謝、感謝ですが、多くの方がこのNPOの説明を読んでくださいました。ありがとうございます。障がいのある当人、その家族、専門家等に心を寄せてくださった人たちにも深く感謝いたします。

これから周りで「障がいのある子供」と言われてしまった!というご家族が深い悲しみだけにつつまれるのではなく、「こういう団体があるよ、というリソースをもらったら?」と周りの人がちょっと伝えていただくだけで、家族の人生が劇的に変わったりします。私自身、PHPにいけばいいといってきれたのは、当時お向かいに住んでいた老夫婦と、脳神経のお医者様からでした。この2人の「行ってみたら?」という言葉がなければ、今の私はいなかったと思います。

寄付の終わりとお礼を4月26日にFacebook上で記載しましたが、その時のFacebookでの私の記録は下記です。

----------------------------------

我が家の渡に知的な遅れの障がいがあるとわかったのが1歳。自閉症であるとわかったのが2歳でした。 「子育て本にない子育て」を強いられることになりました。
どうすればいいか?本当に元気に育つのか?もわからなかったです。途方にくれました。

そんな時に情報や支えをもらえたのがPHPでした。他の障がいのある子供を持つ多くのお母さん、お父さんなどに支えてももらえました。ボランティアの方や他の障がいのない子供さんを育ててる方々にも支えていただきました。企業の方からPHPを通して寄付をいただいて、直接励ましてももらいました。これらが私たち家族が生きていく勇気となりました。私の人生でとても嬉しかったことです。

高校の時の厳しい国語の先生に「恐怖は無知から来る」と言われた言葉は、本当に正解だと感じた子育てでした。情報や支えがあり、PHPで毎晩のように勉強し、いろいろな知識を得ることによって、子供が障がいがあっても楽しくいきていけること、子供を事故から守ったりもできること、教育も受けれることなど多くのことを学びました。学びとともに、私も少しづつ、助ける側にも立てるようになってきました。今ではこのNPOを通じて知り合った家族が親友だったりしています。ガムシャラに生きて気がつけば、息子も成人になり、私のお手伝いをしっかりして、社会貢献のボランティアもし、お仕事もする年齢になりました。

そんな私の体験もあり、辛い思いをされている家族に情報が届き、支えがあり、家族が暖かい気持ちで過ごせればと思い始めた誕生日の募金活動でしたが、目標額を3倍以上超える$1753の寄付が集まりました。ありがとうございます。一人でも多くの障がいのある方やそのご家族、専門家にみなさまの気持ちが届き、笑顔になれればいいなーと思います。おかげさまで、素晴らしい誕生日になりました。本日を持ちまして、寄付の募集は一旦終了させていただきます。本当にありがとうございました。