自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

アメリカに長く住んで初めて体験した怖いこと

午前中、ディズニーランドにいって、香穂と渡と最後にお昼を一緒に食べました。

さて、自宅に向かいます。道が少し混んでいたこともあり何時間か運転した頃のことです。あと1時間で自宅という田舎道でのこと。ここをあと10km弱、走って高速に乗り、40分走れば自宅です。この田舎道。国道のようになっていて、にんにくの生産地の中を通っているので、にんにく臭い。周りには牛がたくさん見えます。そんなのどかな片側1車線しかないような国道のような道ですが、152号という名前もあり。速度は結構みなさん出していて、100kmくらいで走ります。制限速度が90km くらいなので。結構、車が連なってみなさん飛ばして走る感じでした。

すると反対車線の前方にパトカーが複数台、ピカピカ光らしてるのが見えた。私は視力が1.5なので、割と早めに気がつき、速度違反の取り締まりだなと思い、速度を落としました。そうしたら、なんと、パトカーが私の2台前に垂直に入って来た。反対車線もパトカーが垂直に入って道を100kmで走っている上下線をあっという間に止めました。えっ?と思っている間に、チョロQを早送りで直角に曲がらせたような動きをパトカーがしたと思うと、私の3台前の車の後ろ、前、横を4台のパトカーが包囲しました。えっ?と思っている間に、すごく早さで、4名の警察官が車から降りて4方向からその車に銃を構えています。

えっ?まじ?これ「警察24時」みたい番組で、見たことある...。

 

自閉症の息子を連れている私は、とにかく渡が怖がって車から降りないことを祈りました。フラフラと降りて歩くと撃たれることは間違いありません。すぐに、そっとゆっくり車を動かして、自分の車を前の車の死角に入るようにし、後ろの席に座ってる渡に少し体を伏せるように指示しました。これだと流れ弾がきても、渡には確実に当たらないことを確認。緊張の私。一発目が流れ弾として当たることはまずないので、5mmほど窓を下ろして発砲音が聞こえるようにしました。発砲音がしたら、後は伏せる以外に道はありません。

心臓が口からでるくらいドキドキしながら見ておりました。けど、にらみ合いは長く続き、さてどうするか?です。早めに速度を落としたために3台前の車が包囲されていますが、私の車からは少し距離があったので、まだラッキーだ、と自分にいいきかせて、とりあえず、最悪の状況を想定。もし今、この事件に巻き込まれたら、私の所在を他の誰かに知ってもらいたいことや、私だけが怪我して病院搬送されたら、話せない自閉症の渡の引き取り手がいないこと、名前などの身分もはっきり言えないことなど頭が、よぎり、誰かにこの状態を聞いておいてもらいたい。ライブでわかってもらいたい。もし私が巻き込まれても、電話さえつながっていれば、電話の向こうの人が話してくれるし、すぐに現場まで来てもらって渡を連れて言ってもらいと思いました。

お姉ちゃんはここまでくるのは時間がかかるので、無理。ふと

あぁ。これだったのか。旅行前になんか嫌な予感がして気が乗らなかったのは、このことだったのか。

と思っていたら、開発リーダーが、出かける前に

僕は、ゴルフの予定が1回入っているだけで、後は仕事してますので、なにかあったら電話くれればいいですよ。けど、そういうときは全く安全でいい旅行だったりします。

と言ってくれていたのを思い出した!

もう日が落ちかけている時間。絶対にゴルフはしていない。終わっているはずだ!電話していいっていってたもんね!と思い、電話しました。

今、152号にいるんだけど、ギルロイまであと6マイルくらい。けど、カクカクシカジカで、怖い目に合っている。

というと、

やはりすごく冷静に、

わかりました。電話だと、今なにが起こっているかわかりません。facetimeに変更して動画にしてください。そのまま切らないでください。

そうか!それだとなにかあって警察官が私の車にきたとしても、すぐに話をしてくれるわけだ。動画がつながっているのに、警察官が電話を切ることはないだろう..。そうだ、確かにそうだ。すぐに動画に切り替えました。けどあたりは暗くなっているので、周りがリーダーからは見えにくい。どれくらい時間がたったでしょうか?警察官はまだ銃を構えたままでしたが、2人の警察官が動きました。やっと手をあげた人が包囲された車からで出てきた。こんな感じで連行されて行きます。

まだ車内には人がいるらしく、後部座席の後ろにむかって構えている警察官は銃をおろしません。けど、ここから車内に残っている人が抵抗する確率は低いと踏んだ私。ちょっとほっとした。

そうすると右側の方から一人おりてきて、警察官の銃が全て下されました。

ほっ。警察官が囲んだ車を動かし、後ろ手にされた人はパトカーにのせられて...。パトカーも脇により、先ほど銃を持っていた警察官が交通整理をして無事に現場を抜け出せた私。リーダーにもお礼をいってスピーカーフォンのFacetimeを切り、包囲された車を横目でみると、警察官は車内から女性もののカバンなどをだして、中身を見ていました。ドキドキしながらその場を離れましたが、渡がすごく静かにいい子だったことが、とにかく嬉しかったです。

やはり小さいときからPHP(障害者のリソースセンター)などにきてくれたポリスやシェリフに体験乗車をしたり

d.hatena.ne.jp

常日頃から警察の人と仲良く話したりしていたのがよかった模様。

今回の旅行の初日も警察とシェリフのヘリコプターの人たちとも仲良く話したので、記憶にも新しく、パトカーは驚くべきものではない。と思っていた感じでした。たっぷりと褒めて、渡が食べたいといっていたIn-N-Out Burgerのハンバーガーを食べて

嬉しそうでした。やはり子供には、警察官はいい人だという教育を常日頃からしておくといいなと思った日でした。無事に家に帰れて何よりでした。はー、驚いた。