自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

来期のスケジュールを考える

夕食後に渡をお姉ちゃんに託して再出勤しました。し残した仕事をしてから、渡の来学期のスケジュールを考えておりました。IEPなどのゴールも考えていたら集中してしまった。

前期のように、授業が無くなりそうな危ないクラスを取ると、私に6パックが出来てしまう危険もあるし…。詳しくはこちらをクリック→ミイラ取りがミイラになる。

必死でいろいろ考えておりました。職業訓練のほうもなんとなく、私が思うのと違う事もあるし。資料を集めたり、まとめたりしていたら、真夜中12時を超えてしまった。

やはり私の力でどうにもならない部分もあります。ましてや私自身のことではなく、息子であっても自立にうるさいアメリカでは、渡は成人した他人扱いになるわけで、どうなるものでもありません。自分のことなら自分で工夫して「がんばるぞ!」とできるのですが、自分のことでないわけですね。こういう立場というのは、ストレスもあるせいか、口内炎ができた..。(飲み過ぎという声もあるけど:笑)

「痛いよぉ...話しにくいよぉ..。」

と思いながら、帰宅の道を運転していました。シリコンバレーは真夜中12時超えると人影のなくなる街です。誰も走っていない大きな道路で信号待ちしてたら左方向から、車の天井からとか後部座席の窓から身体を乗り出した複数の若いにーちゃんが叫びながらやって来た。

「不良グループだ!」

と、ちょっと身構える私。なにやら(もちろん英語で)複数人で叫びながら走ってる。叫びながら、私以外、誰もいない大きな交差点を猛スピードで左折して行く。いったいなにを叫んでるのか?とおもいきや、

ヘッドライトを点けねーと危ねーぜ!!

だった。そうです。私はぼーっと「口内炎、痛いなぁ..」とか考えていただためにライトを点けず走っていて、それが危ないって、みんなで叫んで教えてくれていた。兄ちゃん達、優しいなぁ。

なんだか微笑ましくなった深夜12時超えの時間でした。