自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

お姉ちゃんお帰り!

香穂がスコットランドの留学から帰ってきました。到着空港はLAX(ロサンジェルス)だったので私と渡とでお迎え。空港のバゲージクレームでお姉ちゃんをみつけた渡は、走ってかけよりました。香穂は、友達とわいわいと歓談していて渡が走ってきたのに気がつかず。渡が

"Kaho!!"

と叫んで走りより、会話していたお友達全員が気がつきました。香穂はうれしそうに

「私の弟の渡」

とみんなに紹介しておりました。自慢の弟の紹介です。みんなが渡に挨拶してくれて、渡はテレまくり。

お姉ちゃんがすぐにカバンをごそごそし始めて、帽子を取り出した。渡は最近旅行に行くときは帽子をかぶる。と、決めているので、お姉ちゃんのお土産は渡の帽子。

「渡、今かぶってる帽子をとってごらん。」

と言われてとると、お姉ちゃんが茶色い帽子をかぶせてくれた。渡。万遍の笑み。そのままお姉ちゃんの頭に自分がかぶってきた帽子をお返しにかぶせる渡。

すごくうれしそう。

f:id:kuboyumi:20120816191158j:image

香穂いわく、

「100%の羊の毛でできた帽子だよ。羊が本当にたくさんいた。荷物も全部羊の匂いがついちゃったんだよね。」

との事。

エジンバラ国際フェスのフリンジでは、1500ほどの劇が上映されていて、香穂たちの大学の劇は8位につけたそうです。いままで大学での新記録を樹立。現地の5社の新聞のうち2社が星5つをつけ、他に2社が星4うをつけるという快挙。よかったねぇ。

さて、今日はホテルに戻って、明日はカーズランドだ。

けど、香穂は、ホテルに向かう車の中で、ちょっとした爆弾発言。

エジンバラにいってよくわかったんだけど、私はもう舞台はやらない。そういうことがよく見えた。私がやりたい事はこれじゃない。」

よかったね。世界8位を取ってやめるっていうのもいいんじゃないかな?なんでも地道に努力して続ける香穂が、違うと思ったら、それはまちがいなく違う。新しい道を探せばいいじゃん。さて明日は、楽しもうね。