自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

とある自閉症の住居関係であまりにあり得なかった講演

学校から自閉症の人たちの住居についての講演会があるというので、出かけてきました。自閉症にスポットを当てて、住居を運営しているNPOのプレゼンでした。けど、自分が起業してるので、この人のビジネスプランというか、NPOの運営の説明が、いかにいい加減か、が伝わってきてしまった。たぶん、私はここに息子を預ける事は、まずないだろうとすぐに解った。昔、投資家の人から、駄目なピッチは最初の5分以内で解ると言われたけど、ほんとそんな感じでした。5分で出ていこうか?と思ったけど、自閉症の世界はいろいろつながってるので、目立つ行動もなーと思って、日本人的に遠慮して(笑)最後まで聞いてきました。19年、自閉症とつきあうと、いろいろ見えてくるなぁ。ありえなかったところはいっぱいあったのだけど、まず話がおもしろくない、ベネフィットが見えない、子供の幸せが伝わってこない、先きゆきが見えない、数値の裏打ちがまったくないなどなどないことだらけのプレゼンでした。特にサクラと思われる人が、どんどん質問して非常にうさんくさい。質問がへんなのです。

iPadを持ち込む私は、すぐにスタッフリストを探し出して、リストみると質問してるのはスタッフばかり。ふ~~ん...。

NPOなので、寄付でまかなわないといけないのだけど、この人の説明に賛同して、多くのドネーションが集まるとは思えない。私は20年以上、シリコンバレーでボランティアをして多くのNPOをみてきたのだけど、やはり長く続くNPOのトップは、自分を最優先にしないことや見事なまでの人の才能を生かす力があります。さらに笑顔が透き通っています。それはやはり信念をもって人様を助けるという一本通った事をしているのだからだと思う。

今回のNPOのトップの人は1時間、1度も笑顔がありませんでした。これはこれで怖い。


笑顔がないなーという件で思い出した事がひとつ。日本が好景気の頃。シリコンバレーにも日本の会社がいっぱいありました。日本の社長たちはなぜか自分の写真を支店に飾りたがるのだけど、どの写真も笑顔がない。アメリカの人たちは決まって白い歯を見せて笑顔なのに。

私の知り合いは、日系の会社で働いていて、この大きな肖像画のような写真が日本から来たときに、支店長に言ったそうだ。

「これをホールに飾るとみんな死んだと思いますよ。だって暗い服着て笑ってませんもん。」

けど、日本からきていた支店長は

「そうかなぁ。そんなことないよ」

と、ホールに飾ったそう。

そうなるといつも来ているお客さんや従業員が新しく飾られた写真に対して、みんな様々な宗教の形で拝みだしたそう。亡くなったと信じたんですね。

笑っちゃう話ですが、やはりそれくらいの温度差が写真一枚にもあるのものです。彼女は、

Yumi,どうして日本の社長はああいう大事な写真を笑顔で撮らないんだろう?

と聞かれたけど、

いやー。なんでだろうね...。

とお茶を濁した私でした。