自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

甥っ子がやってきた ~Part1~

先日、日本から甥っ子がやってきました。香穂と渡は甥っ子に実はそんなに会った事はなく。というのも、私が日本に行くときはほとんどが講演会がぎっちり入っているので、会えても数時間とか。

さらに渡が飛行機に上手に乗れるようになったのは、数年前。なので、人生で数日しかあったことないのですが。

とりあえず甥っ子が日本から来てくれる事なんて、初めての事なので、香穂に会わさねばと思い、ロサンジェルスに降り立ちました。

空港に香穂と出迎えて、そのまま香穂の学校見学です。降り立った日は、学校が休みにも関わらず舞台学部の子達は、出席しています。舞台のオーディションをやっていて、にぎやか。香穂はこれも手伝わないといけないのだけど、

「日本からいとこがきますので、どうしても半日だけ休みが欲しいんですが。」と許可を頂きました。4年生の今まで舞台をして香穂が初めてお休みを取った数時間です。夕方からは、舞台の手伝いに出るらしい。本当に厳しいアメリカの大学。

大学に到着すると香穂がいろいろツアーをしてくれました。いとこが来てくれたので、大喜びの香穂も精一杯がんばってツアーしてくれました。こじんまりした大学なので、知り合いが多く、たまたま勉強するために図書館などに来ている生徒達は、みんな

"Hi, Kaho!"

と娘に声をかけてくれたり、Hugしてくれることに、まず甥っ子は驚きです。

彼女のホームグランドの学部の「舞台」にいくとみんな甥っ子を大歓迎してくれました。俳優学科の生徒達は、親が女優/俳優という人が結構いるので、みんな血筋をひいてるせいか、非常に綺麗。顔も握りこぶしの大きさじゃないの?と思うくらい小さい。

そんな子達が万遍の笑みで、大歓迎です。どんな人だってこれはタジタジになりますよねー。甥っ子ももう驚きまくっておりました。

娘と甥っ子は会っていないというギャップがないくらい仲良し。とにかく彼らに共通しているのは、平和主義で人を蹴落としたりすることをしないことなので、おっとりしているのもまた波長が合う様です。

感動のPepperdineを後にして、次はサンタバーバラ大学に向かいました。ここもPepperdineとは全く違う雰囲気で、自由にのびのびと学生達が勉強し、生活しています。この大学の大きな差に甥っ子はおどろき。

夜の9時にサンタバーバラを後にし、シリコンバレーまで車で無事に帰ってきました。

次の日から私は渡の大学がばたばたしているので、甥っ子をどうしようか?と思っていたら、ボランティアで知り合った留学生の子が

「僕が甥っ子さんと行動をともにします!」

と手をあげてくれました。すごい!優しい!!自分の時間やしたい事があるというのに、甥っ子にくっついて、いろいろ世話してくれながら生活しております。

これは、最高に嬉しいですね。こんなにいい子が今の時代にいるのだと思うと日本人で良かったわーと思う私。ありがとうね!

それで、彼らには、せっかくシリコンバレーにいるのだから、観光はちょっとでいいかな?ということになり。観光はいくつになっても、いつでもできるし。

そんなことから、今回は、留学生の子と甥っ子で、シリコンバレーで活躍する日本人の方達にアポイントメントを取らせていただき、皆さんからお話を伺う事にしました。

お世話になった方達&これからお世話になる方々、本当にありがとうございます。たった数日で留学生の方と甥っ子は随分成長しています。これも忙しい時間を裂いて、甥っ子達に会って頂いた皆様のおかげです。

甥っ子は初めてのアメリカであまりにすごい人たちが真剣に話を聞いてくれて、しっかりと答えてくれるこの環境にもまずびっくりのようです。

こういうシリコンバレーの皆さんの暖かさって本当にありがたい。

さて彼らの修行はまだまだ続きます。どんどんといろいろなことを吸収していくことでしょう。シリコンバレーの皆さん、暖かく見守ってあげてくださいませ。