自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

手術後2日目

手術後2日目です。さて問題のシャワー。すぐに帰って浴びていい。といわれたのですが、交換用のバンドエイドがないこと等があって、今朝になりました。香穂が、朝に浴びてほしい。というので、朝に浴びました。

理由は、夜に浴びて何かあって倒れると、病院へ運ぶのが大変だということのようです。昼間だったら執刀医の先生のオフィスも開いているからということです。

シャワールームには、パイプ椅子が完備されました。香穂の案で、頭を洗った時に、目を閉じて、くらっときてはいけないからだそうですが、これは、大正解。手術を受ける方や産後の方、IKEAに、ありますのでどうぞ。アメリカでは8ドル程度だった気が・・。医療用の椅子だと高いし、あと使えませんが、これだと後々使えます。

椅子に座ってのんびり浴びるシャワーは格別です。病気じゃなくても、この浴び方はいいかも・・と思った私。この日は2回もシャワーを浴びました。

病院からの注意事項は、2週間は、1kg以上のものを持ってはいけない。

立ち仕事はしてはいけない(なるべく座る。けど、定期的に室内を歩く)ということでした。立ち仕事はお腹に物が当たるからかな?とも思います。車の運転も2週間はできません。

これはしっかり守っております。


渡は学校で、手術について勉強をしようと言われたのですが、どうも拒否反応を示したらしく、お流れに・・。

うちの学校は、その場その場で自閉症の子供の家庭に起こったことに対してパニックにならないように、家庭との関係を密にとって、常に対応してくれているので、とても助かります。

まだどうしても

「ママの手術は嫌だ。」

意識がある渡は、かたくなに拒否しています。明日、まだ学ぶそうです。


香穂は香穂なりに一生懸命働いております。

私のお友達がやってきてくれて、香穂に料理を教えてくれます。

実は香穂の弱点は料理。というのは、小さいときから香穂にきちんと料理を私が教えていません。これは母のミスですね。というのも、夕飯を作る時は、渡が脱走しないように、渡と一緒に遊んで気を紛らわせたりするのが彼女の役目。ですので、全く料理ができません。

それを聞いた私のお友達がやって来てくれて、香穂に料理を教えてくれます。うどんサラダや、茶碗蒸し、パスタにスープ、次々と私の大好きなごちそうが出来てゆきます。

まったく料理が出来ない子供と他人の家のキッチンで料理するのは、本当に骨の折れる仕事です。お友達には、もう足を向けて眠れない私です。皆さん、ありがとう!!


きつい痛み止めを服用する私は、胃痛が一番恐ろしかったのですが、先生には

「痛み止めの副作用による胃痛を止めるのは、食事に勝る物は無い。」

と言われて、皆さんのおいしいお食事と共に、きつい痛み止めを飲むので、いまだに胃痛が一度もない。

素晴らしい術後です。


考えてみたら、手術前から今までで痛いと思ったのは、点滴の針と採血の針だけです。

友達に

「アメリカ人は痛さに弱いので、手術もそのあとも痛くないよ。」とわいれたけど、本当でした。

お腹のあたりの傷がずしんと重い感じで痛い気もしますが、それは、学校でいたずらした罰に先生に腹筋100回を言い渡された時よりも痛くない。(^^;)先生、あの時の罰はこんな頃になって、効いてきたよ。(笑)

術後は、腹筋の痛みに近いです。

この痛みは体育系の私は得意な範疇になるので、気になりません。



あとは寝るだけですが、本を読んで過ごしています。これを機に香穂が勧める漫画を読みました。

漫画といえども結構難しかった。いつかの機会に読んだ本をあげてゆきます。

何冊読めるのか?読書が好きだったのに、全然読書が出来ずにいた私には、神様がくれた休暇です。

皆さんのご協力あってのお休みです。皆さん本当にありがとうございます。ご迷惑をおかけしますがあと少しおつきあいくださいませ。

多くの方からがんばってねというお声もかけていただき、おかげで本当に冷静に手術を迎えて、無事に手術も終えました。ブログやってて本当によかったです。皆さん、ありがとうございます。