自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

自閉症の兄弟がいると言うことに対しての香穂の意見

香穂が大学の話をしていて、帰りの車の中で面白いことを言い始めました。

彼女の高校は公立のしかも、あまり裕福とは言えない高校に通っていました。生徒の中には、コートを買うお金がないために寒い冬には、毛布をかぶって登校する子もいるような高校です。

大学は、西海岸では1、2を争う裕福な大学に通っています。ようするに幅広い人たちに、ここ数年出会った訳です。

彼女がそんな体験の中で言った言葉。

私ね。小さいときにお金持ちの一人っ子だったら、いいのになー。と思っていた時期があった。けどね。今もし神様が、お金持ちの一人っ子の家と自閉症の弟がいる家とどちらを選びますか?って聞かれたら、私は間違いなく、自閉症の弟がいる家を選ぶ。

私は渡のおかげですごく豊かな経験をしていることがわかったし、この経験ってお金じゃ買えない。渡がいて、本当によかったよ。大学に行ってみて、さらによくわかった。


自閉症の子供をお持ちのお母さんは、自閉症の子供の事も心配ですが、その兄弟のこともさらに心配だと思います。世間で普通といわれているような生活を送るのは、難しいことも時にはあります。想像を絶するようなことが起こることもあります。けど、それはそれで、あまり心配しなくていいかもしれません。子供は子供で自分で感じて考える能力があるようですね。

香穂もしっかりしてきたなー。と思った今回のお迎え旅行でした。