自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

私立の見学と香穂の進路

渡のクラスがなくなるので、公立のほうは、まだリストがあがってこないので、私立を見始めています。

今日は、ちょうど1校の私立が、Open Houseだったので、行ってきました。

サンノゼの南のほうにあるこの学校は、普通の一軒家を改造して、あります。

規模も小さめで、生徒も7歳から、15歳の年齢が混在するクラスです。ADD,ADHD,自閉症,Hyperacusis(中枢性聴覚処理障害)等の子供が通う学校です。

自由な感じですが、ちょっとうちの渡には規模が小さすぎる感じがしました。渡は、走ったりするのが大好きですので、

この建物のサイズは、渡には、小さすぎました。40分ほど先生とお話しましたが、

体験入学は、いつでも受け付けるので、どうぞ遠慮しないでください。

とおっしゃってくだいさました。

我が家のお隣の街のCupertinoから、通う子供さんもいるそうです。

渡の進路が決まらないのと、香穂のほうもじっくり考えています。


香穂のほうは、らくちんです。

今回は、学校のカウンセラーと来年度の習得単位数をみて、話したそうですが、

ほぼ、卒業単位数は、満たしている香穂。あと1科目取れば、4年生は、終わりなのですが、

香穂の意思で、6科目とるそうです。多くは、アート、音楽関係の単位です。

けど、学校の進路カウンセラーの方は、

「あっ、この系統(例えば、理数とか)を高いレベルをとって、文系を低いのにするとかのチョイスはしてないのねぇ」

と言われたそうです。で、カウンセラーと香穂が同時に

「いったいどの系統の大学にいくの?」

と言ったそうです。

香穂曰く、

「ゆみちゃんが、<学校カウンセラーとよく相談して、進路を決めなさい!>

っていう親じゃなくてよかったよ。私は、学校カウンセラーとだけ話して進路を決めるっていうのは

絶対に無理。プライベートでじっくり話して、自分の可能性を一つ一つ確認しながら、

一緒に進路を考えて、助言してくれるカウンセラーを

雇ってくれたことは、本当に感謝している。プラベートのカウンセラーがいなかったら、いまごろ、もうdepression(鬱)になっていたな。

学校のカウンセラーは、取った単位をみて、てきとーに振り分けるだけだし。取った単位だって、学校側の都合で、これしかとれなかった、という場合もあるわけでしょう?なんか、やっぱ、進路の決め方は、学校のやり方は違うと思う。」

と話していました。アメリカの場合、大学の転校、転籍は、日常茶飯事にあることなので、学校カウンセラーの

やり方でも間違ってはいないのだと思いますが、香穂としては、

「この学校がいやだったから、やめる」というようなやり方は、取りたくないそうで、

ステップアップするから等の、転籍、転校という自分が納得しての移動だと、まだわかるそうです。

香穂のほうは、プライベートのカウンセラーがいるので、親の私は、ふむふむと話を聞くだけでいいので、

本当に安心です。

渡もプライベートのカウンセラーが欲しいくらいです。日本と違い、進路の選択が多いというのは、いいことですが、その分、悩む範囲も広がる訳で、なかなか大変な夏になってきました。