自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

カウンセリング

久しぶりに、香穂がカウンセリングに行きました。

香穂もいろいろな情報をカウンセラーの先生にお話しておきたいと言います。(よーするに自身の情報のアップデイト)

実は、このカウンセリングの先生、私がボランティアをしているときに、知り合って、かれこれ7年以上のお付き合いになります。そのころから、お世話になっています。カウンセリングと聞くと、日本では、

「心の病」

などというイメージがまだありますが、私と香穂と渡の間では、カウンセリングは、お医者にいくよりはるかに敷居が低く、香穂においては、知り合いのお姉さんの家に遊びにいく感覚のようです。問題ないけど、行ってみる。お話が面白いので、行ってみる。の、スタンツです。

私が、カウンセリングを前に香穂に勧めた理由は、

これから、アメリカで生きてゆくにあって、いろいろな壁にぶつかるだろうと思ったからです。香穂は自閉の弟もいるし、パパも出張が多く、年間で、自宅にいれるのは、数えるほどです。これだけとっても特異な環境だから、壁にぶちあたる要素はたくさんあります。

大きな壁にぶち当たった時に、あわてて、カウンセラーをつけても、もし私が香穂の立場だったら、

「自分が窮地に立たされて、なにも手につかないくらい困っていることを、初めて会う人にベラベラと話せないな。」

と思ったので、ある程度、顔見知りになってもらっておこうという軽い気持ちからです。

カウンセラーの先生からは、香穂は、友達付き合いなどで、いろんなアイデアをもらえたり、とにかく、思春期に、混乱しやすい頭の中をカウンセラーに対して、言葉に出すことによって、相当、整理されるようです。終わって出てきた香穂は、まるで、温泉上がりの顔をしています。いろんなことが整理されたようです。

カウンセラーというのは、香穂が話していいといわない限り、香穂の秘密は、守られるということも言ってあるので、香穂も安心です。

けど、終わってから、興奮気味に私に会話の内容をいろいろ話してくれます。

アメリカでは、ほとんどの保険会社がカウンセラー費の全額負担もしくは、一部負担をしてくれます。我が家は、全額負担なので特に、行きやすいです。

体のチェックアップは、有料ですが、精神面のチェックアップは、自己負担なしというのもすごいことです。

カウンセリング、うちの先生は、日本語でできます。

私は、いろんな方に、強くお勧めします。とにかく、自分にあうカウンセラーを探して、もしそういう人がいれば、通ってみる。これ、お勧めです。

数回で、頭もクリアになるはずです。自分のことを引いたたちばからじっくりみること、というのは、とても大事な作業ですが、日常の中に、このことを組み込んでいくのは、大変なことなので、カウンセリングはお勧めなのです。