自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

合格通知

香穂の第3希望校である大学から合格通知が来ました。

University of Pacificです。

この大学は、西海岸初のメディカルスクールを創設し、このメディカルスクールは後にスタンフォード大学の一部となり、現在ではカリフォルニア・パシフィック・メディカルセンターとなっています。ですので、歴史もある由緒ある大学で、大きすぎず、北カリフォルニアの総合大学で、音楽も盛んで唯一音楽セラピーの授業等があるところです。これは、香穂は捨てがたい。

以前見学したときに、随分気に入って香穂はこの大学に願書を出しました。

ところがこの後、香穂は突然「舞台芸術学科」に進路を変更しました。

受かった学科は、グラフックデザインだったので第三希望に格下げになりました。


香穂と受験が全て終わり、進路カウンセラーの方とお話していていてわかったのですが、香穂の第一希望校は、やはり、合格者数が5名しかいなく、ディズニーのファンタスミックを作ったメンバーだった先生がいる大学です。

ところが・・・。香穂の実力で、この第一希望の大学は、難しいものがあり・・。そこへたった5名の合格枠ですので、天文的な数への挑戦になります。進路カウンセラーの方は、大丈夫じゃないかな。と言ってくださっていますが、はたしてどうなることやら・・。

やはり第一希望に受かれば、それは、プライベートでお願いしている進路カウンセラーの方のおかげだと思います。あんな大変な受験を親の私だけでカバーするのはとてもとても無理だし学校カウンセラーの人も香穂の第一希望の学校はまったく知らなかった。

このカウンセラーの方にお願いしていなければ、第一希望の大学を知ることも、見ることも、ましてや、受験することもなかったでしょう。私が

「一生のうちで一番有効なお金の使い道は、なにだったか?」

と聞かれれば、間違いなく

「香穂の大学の進路を決定するときに二人三脚で歩んでいただいたプライベートの進路カウンセラーの方に支払ったお金」

と答えます。

この合格通知がきた大学も私たちは知らなかったし、見学したときはこの大学を勧めてくれたプライベートカウンセラーのプロの技を見た感じでした。

明日は、香穂の日本語補習校の卒業式です。

先生にも卒業という晴れの日に、いい知らせをお知らせすることができるので、嬉しい限りです。

今年は、UC関係も他大学も合格発表が遅く、第一希望、第二希望の大学の結果は気長に待つことになります。

とにかく、明日の卒業式。遅刻しなようにがんばって行こうね。

夜は、香穂は、ユーリンタウンのミュージカルの演奏にいきましたが、先生に合格したことを伝えたら先生たちはもちろんこの大学をご存知で、みんなで大拍手でおめでとう!といわれたそうです。

大喜びで帰宅した香穂。よかったね。