自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

アメリカの高校生活

香穂の学校のバンドの新人勧誘のプロモーションビデオができました。

アメリカ西海岸の公立の高校生ってこんな感じなんだなー。ってわかるビデオです。

声楽、ジャズ、オーケストラetc....いろいろな音楽のクラスがあります。

D

このバンドで香穂は、4年間やって来たんだなー。と思い見てました。

特に、マーチングバンド(行進しながら演奏する)は、香穂は、身長が158cm。他のトロンボーンの子達は、なぜか180cmを超える身長の子達ばっかりでした。特に学校で、一番身長が高いという190cm近い子供もいます。こうなると高さの差は、30cmです。

こういう身長差だと、なにがおこるか?というとトロンボーンの音が出る朝顔の花の形の部分が、同じ高さにならないと、行進している時に観客席から見ると非常におかしいので、みんなと高さを合すため、香穂だけが、上を向いて吹く感じになります。

マーチングバンド用のトローンボーンは、香穂のは、なぜか重く、とてもかわいそうでした。マーチングバンドの期間は、香穂はずっと

「あぁ、首痛い・・」

と言っていました。


本番を見に行った時は、きちんと朝顔の部分が同じ高さに並び、

「あぁ。香穂、がんばっているな。」

と思ったのですが、180cm超えの子が少しでも、トローンボーンの高さが下がると、ちょっとムっとしてしまう私。

「あんた、うちの香穂がどれだけ苦労して、あんたの高さに合せてると思っているのよ!」

といいたくなります。

こんなそんなのバンドでしたが、6月卒業というのもあり、こういうのを見ると、よくやったなーと感慨深くなってしまいます。

小学校4年生から、トロンボーンを始めて、先生が見つからないこともあり、学校の音楽の時間だけでよくここまで続けたなと思います。

お時間のある方、ぜひご覧ください。音が大きいので、気をつけてみてください。