自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

渡の歯医者

渡の歯医者のチェックアップだったので11時まで学校をお休みしました。

前まえから、歯医者だよ。と言ってあったので、朝から、

"Yes Dentist.No School bus."

と歯医者にいくのを楽しみにしています。それもそのはず。医者通いしては、痛い思いをする渡だったので、歯医者にいっていい子だったら、DVDを1本買ってもらえることになっています。帰りにトイジャラスに立ち寄る約束をしようと私にいいます。

けど、渡自身も心配は、痛い思いをするのではないか?ということです。

"No ouch"(痛いのなし)

といってきます

「今日は虫歯の治療ではないので、チェックアップだけだから、痛いのないよ」

と私がいうと、喜んでいました。

さて、歯医者に到着。渡は、看護婦さんが、すべての人が名前を覚えてくれていますので、みんなに

"Hi! Wataru!"

といわれて、少し照れていました。レントゲンをとるのもきちんと協力し、綺麗に取れました。

次は、歯石をとるというのをします。

ところが!渡は喘息がでているので、唇がすごく乾いている、そのうえ、唇が、弱いので、看護婦さんが、フロスをかけ始めると、下唇がほんの少し裂けてしまった。あぁぁぁぁ~!パニックをおこすかな?とおもったら、上体を少しだけ起こして、看護婦さんに、人差し指をたてて、左右にふりながら、すごく落ち着いた声で、

"No ouch, today. O.K?"(今日は、痛いのなし、わかった?)

と、言っています。

看護婦さんは、平謝りで、

「じゃ、リップを塗るわね」

といわれて、塗ってもらっていました。

先生は、「こんにちは」という日本語だけは、覚えてくださっているので、

「こんにちは」

とあいさつをして、見てもらい、虫歯もなく、歯医者は、無事終了。

みんなに、あいさつをして、歯医者をあとにしました。

その足で、トイジャラスにいったのですが閉まっていたので、自宅から、インターネットで買うことを約束して、学校へ。

渡は、あまり根にもつタイプではないので、学校にいったら、DVDのことは忘れてしまったようでした。

無事に歯医者が終わってほっとした私でした。