自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

渡のお休みの日

さて、お休みの日です。今日は、朝からおきて、すぐに公文の宿題をした渡。なぜか?というと、きのう

「宿題が終わったら、Fresh choiceに連れていってあげるね」

と約束してあったからです。ここは、私たちがよく行くところです。セラピーでも使いました。なので香穂は、もうこのレストランは、飽き飽きで、行きたくないそうです。

なぜこのレストランによく行くか?というと、会社や、公共の施設などにあるタイプのカフェにとても似ているからです。

列に並んで気に入ったものを取り、列の最後にお金を払うという形です。

渡が小さいころに、もうすでに大きくなった自閉児をお持ちのお母さんから、

「レストランには、行っておいたほうがいいわよ。就職がきまっても大きくなって会社などのカフェで食べれなかったら、

そこでは、働けないのよ。雇用側も食べさせないで、働かせるわけには、いかないんだから。」

と言われました。これは、渡りに船のお言葉です。毎日渡を追っかけて、ご飯をつくるのもままならなかった私は、よくここのお世話になりました。セラピストの人にも何度か一緒にきていただいて、列に並ぶということ、食べれないものは、面白いからという理由で取ってはいけないこと、お金を払うこと、食べるときに手が汚れたからといって、服で拭かないこと。などなど・・。このレストランは、渡の生活知識をつける宝庫です。

なので、今日も宿題を終わった渡を連れて、ここに行きました。私はサラダをなどを取って、机の上におき、コーヒーをとりに行ったら、地元の高校生が、ソフトクリームをすご~~く、高く、高く盛って、誰が一番高く盛れるか?の競争をしていました。

子供だなぁ・・と思ってみながら、私はコーヒーを取りに。渡もジュースをとりにゆきました。戻ってきたら、なんと私たちの机の上に、大量のソフトクリームがひっくり返って落ちていた。さっきの高校生が落としたようだった。えっ~!と思い、高校生を探すと、笑いながら、走って店からでていってしまうところだった。

ヲイヲイ・・。あんたら!マナーがなってない。これなら、アンタたちよりはるかに年下の渡のほうが、よっぽどきちっとしてるよ。

「ごめんなさい」

くらいは、言えるし、食べ物では、遊ばない。お店の掃除の人がすぐにやってきて、私たちにあやまってくれたので、

「あなたが悪いわけじゃないわよ。掃除してくれて、ありがとう。」

と話しました。まったく・・。

帰りは、図書館にいって、ビデオを借りてもらった渡。帰ってきて、ビデオを見ながら、ダンスタイムでした。

明日も遊ぼうね。