自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

ディズニーランドへの旅~いなくなった渡~

香穂の英検の試験がロサンジェルスであるので、ロスへ向かいました。今日は移動のみ。朝9時に出たために、ロスではしっかりラッシュに合いました。私は、自分の薬を自宅に忘れてきたので、いつもつかっているターゲットの薬局へたちより、再発行。薬をゲットできました。いろいろたちより、遊びながらきたので、ホテルに到着したのは、夕方5時。今回泊まったホテルはHoliday Inn Express Anaheim Maingateで、ディズニーランドから、徒歩10分で、ひろくて、サービスもよく、香穂も渡も大喜び。値段もランドの目の前のホテルより、30ドル以上安かったです。

到着したら、公文をやるんだよ、と車の中で言っていたのですが、渡は

"Kumon Gone"(公文はなくなっちゃった)

と言い張っていました。いざバックをあけると、公文がなく、公文を入れてあった場所からは、

こんなものがでてきました。

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渡、勘弁・・。アンタ、私がバタバタと用意をしてる間に公文をカバンから引き抜き、これを入れたね!

これは、前に渡が、Homedepotのキッズワークショプで作った物です。

しょーがないので、明日の朝の入場券を歩いて買いにゆきました。

するとディズニーランドは大量の人で入れないどころか、明日も大混雑がよそうされるので、朝の数時間にしかチケットを売らないという。

しょーがないので帰ろうと、大量の人の中をかきわけて、ホテルに向かおうとしたら、渡がいない!いつもならでてくるが、この人ごみです。もしかしたら、上手く、中に入ってしまったかもしれないので、そこに警察犬を連れた人に声をかけました。渡の格好と自閉症であることを説明したら、すぐに、ランド場の警官全員に無線で連絡してくれました。ホテルにも

「こんな子供が私たちの部屋の前にいないか?」

と聞きました。

「ホテルには、いない」

というので、警察の人といろいろ話をしてました。警察の人に一日に何人の子供がいなくなるの?ときいたら、

「数名だけど、出てこなかったことは1件もない。けど、年齢が大きければ、そのままランドで遊んでしまうので、見つかるまでに時間がかかる。小さい子供は泣き出すので、わりとすぐに見つかる」

ということでした、あっ、みつかるのね。なら、一安心。

だけど、待てど暮らせど、渡がでてこないので警察の人には、

「一度ホテルに戻ってみるよ。みつかったら、電話して」

とお互いの番号を交換しました。で、ランドの敷地からでるとすぐに電話がなり、

「見つかった。たぶん、最初に彼をみうしなったチケツト売りのところに彼が戻ってきている」

といわれました。ダッシュをかけて迎えにいくと、さっきの警察官がつれていた警察犬が渡の遊び相手をしてくれれいる。犬は好きだといってあったからだと思う。警察犬も大変だ。警察の方とは、握手をして、お礼を伝えて、別れました。渡は、おまわりさんや私、香穂にひらあやまり。私もウルウルと泣きそうになりながら、抱き合って、いなくなったときのルールを説明しました。まだランドに入る前に、いなくなるとおもっていなかったので説明してなかった。今回は、人も多く音の刺激も多かったので本当に寂しかったようだった。今日は大変だったけど、明日は、楽しもうね。