自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

IEP

OTのゴールの書き直しの続きです。

OTの人に書き直してとお願いしたのですが、書き直した後もほぼ同じ内容のもので、言葉がかわっただけだったので、まず、PTA会長から、ゴールについてのカテゴリー分けの話が出ました。まず、みんなでOTが書いたゴールをカテゴリーに分けます。そうすると、シンシア先生がしてくれる部分、重なっている部分、などが、でてきました。まず、シンシアがしてくれる部分でシンシアがすでにゴールを提示しているものは、割愛。

それから、難しい表現を止めてもらうように訴えましたが、これは、どうしても彼女が残したいらしい。なので、それは、備考のランにいれてもらうことにして、ゴールからはずしてもらいました。セラピストがコロコロをかわるアメリカでは、誰がみてもわかるゴールは、重要です。

私立から、引き抜きがあったらすぐにヤメるしさぁ・・セラピストの人は。

なので、誰がきても、(最悪、引継ぎがない場合もでてくるかもしれないので、)誰が読んでもわかるように書いてもらうのは、大事です。彼女があげてくれたゴールを2つのカテゴリーにわけました。こうするととても仕事がすくなくみえるのと、彼女が、自宅ですること、福祉サービスの仕事だといっていたものも、彼女の仕事の中に組み込まれてゆきます。カテゴリーのわけ方で、ここまで前に進みました。

けど、彼女は、なかなか書き直そうといわない。その上、OTの時間も増やしてもらうことを考えていた私は、そのことも口にしました。そうなると完全に、暗礁に乗り上げました。どうも難しい言葉にこだわっているようです。その上、”時間を増やす”という新たな課題がでたOT。ガンコです。ウンといいません。

こうなると話していても無駄なので、タイム。IEPは、席をはずしていいんです。なので、タイム。「トイレにゆきたいし、話をしたい。でていい?」って許可をとって、PTAの会長と私が個人で頼んでいるサイコロジストの人、通訳の方、私で、席をはずして外にでました。シンシア先生は、室内です。彼女がOTと話してくれていることを、願いながら。

まず外で話したことは、私がなにをしたいか?の確認。それと本当にOTを増やすことが必要なのかの話になりました。

この文章の頭にもあるように、私は、ゴールを誰がよんでもわかるように、大きく分けて2つのカテゴリーに分けてほしい。あとOTの時間を増やすことには、どうしようか?と思っていました。

そこで、PTA会長が、

「とにかく、ゴールを書き直してくれなければ、今後は、OTの人のボスを呼びましょう。

あと、ゆみは、本当にOTを増やしてもらいたいのか?よく考えてみてくれ。」ということです。

理由は、来年中学の渡は、OTの問題は、もっと増える。そのときに増やすことが可能だろう。

けど、シンシア先生は、今年1年しかみてくれない。OTの時間を増やすことがいいのか、それともシンシアに見てもらう時間が増えるほうがいいのか?OTがゴールを書き直さないのは、彼女の人間の内側にあるものがそうさせている部分があるんで、その人と渡が、長くいるのが本当にゆみは望むのか?」という言葉で、きっぱり時間については、こだわりがなくなりました。シンシアには、少しでも長く渡といてもらいたいです。人間的にもその方が渡は大きな人間になる気がします。

教室にもどると、OTもゴールの書き直しをはじめていました。どうも校長先生とシンシアと話をしたようでした。

私もOTの人に

「とりあえず時間はこのままにして、もし、今後なにか不都合などが起きたら、すぐに話し合おう」と提案しました。彼女は、OTのゴールを2枚の紙に分けて書いてくれました。

私はありがとうと伝えました。

それで、シンシアが書いてくれたゴールについては、もう自宅で読んだので、読む必要はないです。質問もないです。で一件落着。終わったのが、6時15分、Pre-IEPが2時間で、本IEPが、3時間15分です。トータル5時間15分のIEP。これはなにももめていない場合です。こじれると、もっと長くなります。

では、進んでゆくOTについては、OTってなにやってるの?というので、書いてゆきます。