自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

ディズニーランドに行ってお姫様に会わないといけない渡のとった行動とは

渡は今、ディズニーランドに行ってお姫様に会いと思っています。ところがもっと会いたい人がいて、それは日本に住むおじいちゃん。渡としては、日本も行きたいし、ディズニーランドにも行きたいそうです。そんな、一気に2ヶ所も行けることを教えてはいけないので、渡に

ディズニーランドに行くのにも、日本に行くのにもお金が必要で、そのお金で飛行機代金やディズニーランドの入場券をまかなうことができる。お金を稼がないとね。

という話をしました。なので、今年は日本、来年はディズニーというように、計画を立てることを説明したわけですね。

納得してくれたようで、にっこりしていた渡。

ところが最近、私が家に帰ると何かにつけてぞろぞろと私について回る。なんか、いろいろ手伝ってくれます。重いものを持とうと思えば、すぐに持ってくれたりとか、ゴミをまとめていると、大雨の中、外にある大きなゴミ箱に捨てにいってくれたりとか。まるで信長のために懐でわらじを暖めた豊臣秀吉のように尽くしてくれます。さすが、私の大阪の血が流れたアメリカ人の渡。と思い、感動する私。

しばらくしたら、

ママ、ひとつ25セント。

と言い始めた。ようするに、今のままのおこづかい制だとお金のたまりが遅いと感じた渡は、新たに仕事を作り出すために、いろいろ私のお手伝いをしてお手伝いひとつにつき25セントを貰って稼ごうと思った模様。

仕事がなければ、作り出せ!

という起業家精神まで持って生きている渡。

けど、我が家のおこずかいは小さい時から

お手伝いひとつにつき、25セント

というのが決まっているので、決まっていることは変更できないという律儀な自閉症らしく、値上げは思いつかなかった模様。

渡、あと一歩だ!お姫様も日本もまだまだ遠いぞ!!