自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

東京観光

朝は仕事が入ってない日です。東京観光でもいかねばー。なにも見てないしーとおもった私は、ベタですが浅草へ。

雷門がある浅草寺にお参りに行くことにしました。

赤坂に泊まっていた私たちは、浅草まで電車で一本。私もお参りしたことがないので、ぜひ一度。と思い、出かけました。

ところが、浅草につくなり、すでにすごい人、人、人・・・。

シリコンバレーに住む私たちにとって、たくさんの人というのは苦手です。

香穂も渡ももう緊張しまくりです。

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人ごみというのは、慣れていないときちんと歩けず、人に当たったり、前に進めなかったりしますが、ご多分にもれず私たちもそう・・。境内に入るまでに相当時間を要しました。

疲れ果てて境内に到着し、とりあえずお参りして、おみくじだけ引いて帰ろうと思いました。香穂と渡におみくじを勧めました。


渡がひくと・・・

「吉」でました。なんだかこういうところだけは、いつもツイている渡。

香穂がひくと・・・。

なんとおみくじの棒が出てこない。振っても振っても出て来ない。暑さもあって、早く出て来てほしいと思う香穂は、さらに力を入れて振りますが、それでも棒が出てこない。

暑いので、さらに力をいれてふることをおもいついた香穂は、完全に逆さまにむけて、思いっきり上下に振りました。すると・・。

棒が機関銃のように大量に出てきて、地面に散乱してしまいました。香穂、パニック。


あわてて、拾って、綺麗にふき、戻しました。それでも一番に出たものを私が見ていたので、拾い上げて、香穂に渡すと

「やった!7番だ!」

「よかったねー。7番なんて、さい先いいねぇ・・」と引き換えたおみくじを受け取ってみると、なんと

えっ・・・。7番が凶?

ちょっと私も愕然。

香穂はおみくじを読んで、

「なんだか、何しても駄目みたいだ。」

とへこんでいます。

私は必死で、

「香穂さー。おみくじって、あそこにあるおみくじをくくるところにくくれば、凶は大吉になるよ。」

「へー。そんないいシステムなんだ。じゃ、くくろー」(システムってちょっと違う気がするが・・システムねぇ・・)

と気合いをいれて、おみくじをくくる場所へ行った香穂。

よっしゃーと言いながらくくっています。

ところが・・結び目をつくって両端をひっぱり、どうしても大吉にしたかった香穂は、気合いが入りすぎ、おむすびが真っ二つに切れた・・。


さすがに言葉を失った私。


7番引いて、凶だして、おむすびを真二つに破る香穂・・。

ちょっと、ありえない。

しょーがないので、私が細くしてくくりなおして、浅草寺を後にしました。人ごみにすっかり疲れた私たちは、八重洲ブックセンターへ。

香穂も私もこれでもか!というくらい本を買いました。

こうなるだろうなーとおもって、八重洲ブックセンターには、行かなかったのですが、来てしまった。あとは持って帰るしかありません。

夜は、私が打ち合わせにでて、香穂達は、ホテルの部屋でのんびりとすごしておりました。今回のホテルには、大きな庭があるので、夜も庭を歩いて、それなりに楽しんでいる二人です。