自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

朝市

近くの大学の駐車場で、毎週土曜日に朝市をやっています。

ファーマーズマーケットというのですが、野菜や卵、魚などは、とても新鮮で、おいしいです。トマトなどはスーパーに売っているものは、わりと、青いうちに少し堅いぐらいで収穫し、トラックにジャリのように載せて、走っているのをみるので(箱になんて入っていない)赤く売れたら、店頭にならばせるのでしょう。最近は、赤くなるまで熟してから獲りましたというのもありますが、やはり朝市のトマトには、かなわない。お日様の味がするトマトです。

渡は、この朝市での目当ては、卵です。最近、鳥の巣づくりに興味がある彼。卵を巣にいれれば、母親が巣にもどってくるのでは?と淡い期待を抱いています。このまえ、

「それはないよ」

と私の友だちにいわれて、がっくりきていましたが。それでも卵は買うといいます。

朝市は、何十軒も店がでるので、渡は、興味があるものは、近寄っていって、さわったりするのでお店のオジサンが渡に

「これ、食うか?」

みたいな感じで下さることが多いです。けど、渡は食べる気配なし。いろんな種類の物をたべるのは、苦手な渡。お礼もそこそこに、すぐに私のところに持ってきます。私のカバンは、買ってもいないのに、いろんなものが、入ってゆきます。各お店にお礼を言っているうちに、またどこかの店から、違うもの頂いてくるので、いったい彼は、朝市をどう思っているのだろう。。と心配な私でした。

けど、新鮮な卵を炊きたてのご飯でいただけるのは、土曜日の朝の楽しみです。それにしても、450グラムで、1ドル(114円)のトマトが安くておいしいのは、とてもうれしい。