自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

鹿児島での一日

さすがに疲れた渡は、今日は、朝6時にトーマスの台詞と共に起床。朝は、歌か台詞のどちらかを口ずさみながらの行動する渡です。体のエンジンがかかりやすいのでしょう。今朝は、家族風呂に直行です。冬至の今日は、ゆず風呂にしてくださっていて、渡は、ゆずがたくさん浮いているお風呂に大満足。

家族風呂といっても、10名くらいは簡単に入れそうな大きさです。入り終えた渡は

ホテルの部屋に戻って、待っているというので私と香穂は、大浴場のほうへゆきました。桜島を見ながら入る露天風呂は、気持ちがよかったです。

入浴後は、街の散策です。近くのコンビにゆき、

「すみません。和食の朝ごはんをたべられるところはどこですか?」ときいたら、

天文間食堂というところを紹介してくれました。

ここは、焼き魚や、ひじきのにもの、ぶたみそや、岩ノリ、うどん、などなどがあり、我が家の味覚にぴったり!ネギにアレルギーがある渡は、ネギを抜いてもらったうどんを頂だき、満足。香穂がいう、日本の朝ご飯でした。

食べ終えたあと、朝から西郷隆盛像などを見学し、うろうろとしていました。

f:id:kuboyumi:20061221204651j:image

ところが、朝から長いお風呂に入った子供たちは、さすがにつかれたらしく、ホテルに戻りたいといだしました。では、午後はホテルで。。とホテルにチェックインして、のんびりしていると、鹿児島大学から、携帯に連絡がはいり、学長先生が、“久保由美探し”をしているという話でした。

あっ。。。きのう、たしかに、御あいさつをしておりませんでした!出かけねば・・。

電話を横で聞いていて、私がいなくなるということを理解した子供たち。ということは、2人は、大量に買ったマンガや、本を際限なく読めるということだと理解して、元気に私を見送ってくれて、部屋でニンマリしながら、本を読んでいました。

あわてて大学にもどり、学長室にお伺いしました。1時間くらい学長室で、いろいろお話していましたが、よく考えたら、私は自身の大学在学中、一度も自分の大学の学長室にいったこともなかったなぁ・・学長とお話したこともなかったなぁ・・・と思っていました。

夕方ホテルにもどり、日本自閉症協会の人とアポ。おわってから、副学長と教授と会席でした。

香穂と渡は、ホテルに残る。と言い張りました。(そりゃそうだろう。あれだけマンガを買ったんだから、そりゃ、読みたい。)

しょーないので、私が一人でおうかがいしました。これが、またおいしい和食で、おなかいっぱいでした。心理の先生からおみやげで、香穂に気をつかっていただき、てんむすのおにぎりをもたしていただきました。あぁ。。楽しい一日でした。

渡は、私がホテルにもどると、トーマスの本にかこまれて、うっとりとしていました。