自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

父の要介護認定会議

父の要介護認定会議当日です。

私もネットでも相当勉強しておいた&兄弟も教えてくれたので、私も落ちこぼれることなく、どんどん意見も言えました。

伝え忘れがないように、数ヶ月前から、兄弟ともずっと話しあって、父がひやっとしたようなエピソードもしっかり伝えられるようにと全てを紙に書き出しました。作成した紙は、下記にあげた本に沿って書き出しました。

この要介護認定会議は、調査員の方が74問の決まった質問をしてくるので、話題が飛ばないように、伝え漏れがないように、その調査用紙をネットで探し出して、順番に自分たちで父のエピソードを加えて作成です。父からも困ったことをなどを丁寧に聞き出しました。

要介護認定などに対しては、この2冊の本がたいへん為になりました。

 

自分が伝えたいことを自分の言い方で伝えるより、

「一体、調査員の方は何を知りたいのか?何を調べにきているのか?その形式は何なのか?」を理解して、その方法に沿って伝える方が伝わりやすいので、相手側の本を読む私です。さらにこれがあれば、ポイントと介護調査票の書き方が全てわかります。

 

ちょっとお値段はしますが、相手の順番通りに伝えた方が時間のロスもなく、完璧に伝えられるので、いいかと。

ケアマネージャーの方とは、前日に相談もして話し合いもしました。

「家族みんなで作成した紙を見せると、相手の心証が悪くなることがある」と言われましたので、渡すか渡さないかは、会議の最後に決めようということで、とりあえず、私たち家族は、会議の時には、作成した紙を見ながら話しました。紙に話したというチェックを入れながら話すものだから、調査員の方が、

「すみませんが、今、ご覧になっている紙っていただけますか?」とのことだったので、願ったり叶ったりで、すぐにコピーをお渡ししました。

今年の夏は本当に暑くて、父も相当困った模様なので、色々伝えることも多くて、覚えきれないので、よかったです。

特に細かく聞かれたのは、父のエピソード。なので、どのように困ったか?とか、どうしたのか?とか、何があったのか?とか、直接的な具体例をたくさん挙げてくださいということなので、そんなものはいくらでも挙げれるということで、ぽんぽんあげていく私たち兄弟。

父も会議では緊張したらしく、ヘロヘロに疲れていましたが、無事に伝えたいことは、伝え終わりました。

介護3にならないと、施設へ移るにも色々ハードルが高くなるので、幾つになるのか?は、私たちが決めれるものでわからないけど、とにかく、今の状態がとても気に入っていて、とても過ごしやすいという父の願いが叶うように、私たちはもれなく伝えることができたかなーと思いました。あとは父の助けをしてくれる人たちとまめに連絡をとりながら「チーム・うちのおとうさん」wwwを結成してあるので、その連携プレーをつつがなく各自の担当を行い、一番最強に力を発揮できるようにできればそれが一番です。とりあえず、一つやるべきことが終わりました。父が今まで通り穏やかに、自分らしく生きていけるのが一番です。

 

父の庭の畑の野菜たちがとても元気です。父が愛情を注いで育てているので、お手伝いに来てくださった方の子供さんや近所のお孫さんが、「おじいちゃんの野菜だったら美味しいから食べる」という子供達がいてくれるのも父が生きていく原動力になります。ありがたい限り。もう少しこの幸せな時間が長く続くように頑張ってもらいたいものです。