本日は仙台から山形に向かいます。もう廃線になってしまうかも?と危惧している仙山線に、どうしても乗りたい私。朝から曇り空の仙台。仙山線は奥羽山脈をこえて、山形に到着します。こんな感じ。
朝からウキウキしながら乗車。奥羽山脈のところで大雨で電車が折り返すかもしれないといっておりました。けど、曇っている仙台で、それはないだろうと高を括り、いそいそと乗り込む私たち。ガタガタと揺られて進む仙山線の景色の綺麗なこと。雨で、煙っているけど、それでも情緒がある。
ところが!車内放送で、
「この電車は、作並で折り返し運転をします」とのこと。作並???
山形と仙台の途中よりもまだ仙台より。作並?ここです。
作並と聞いて私が思い出すのは、ニッカウィスキーの工場くらい。えっ?試飲して帰って来たらいいのかな?と思うわたし。いやいや、違う。
この辺りで、のんびり屋の娘も「もしかして、山形に今日は到着しないのではないか?」心配し始めた。娘は、明日の朝に米沢で友達に会う予定があるので、どうしても今晩中に山形に行きたい。
どんどん雨が強く降ってきて、どうしていいかわからなくなってきたところで、娘は米沢の友達にメッセを送り、どうしたら山形に行けるか?と聞いている。
車内放送は
「作並も雨が強くて行けません。手前の愛子(あやし)駅で折り返して仙台に戻ります!」と言われました。えっ!!!それって、「すごろく」だわー。3つ進んで3つ戻るみたいな。
結局、愛子(あやし)駅までいき、同じ電車で仙台に帰ってきてしまった。娘も山形の友達から
「仙山線は赤ちゃんだから.....。」と言われて、よく止まることがある線だと知る。
愛子駅で駅長さんから「仙台に戻って、そこからバスで山形に行けばいい」と教えていただきましたので、その道をオンラインで探ってみると、なんとバスも今は動いていないという。どうも地元の人たちは、仙台ー山形は頻繁に運行されているバスで行くらしい。バスはあまり好きじゃない私は、バスに乗るという選択肢は頭になかった。
どうしても山形に辿り着きたい娘。
とにかく、午後1時半になってしまったので、お昼を食べようということになり、牛タン屋へ。昨日で最後と思って、昨日お腹いっぱい食べたのだが。とりあえず、頭を回すためにガソリンを入れる。
なんて美味しい。
さて今度はお腹いっぱいにして、考えよう。
飲みながら幸せそうにしている私に、娘からの問いかけ。
「バスも止まって、仙山線も止まっていたら、どうやったら山形に行けるの?行ける方法あるの?」ということです。日本地理が苦手な娘。思いつかないらしい。私が、
「ある」と答えて、説明。
「仙台から東北・秋田新幹線で福島駅に出る。今度は福島駅で乗り換えて、山形新幹線で山形駅に行ける。距離は走るが、東北・秋田新幹線の乗車時間は30分程度。福島山形は50分かな?」というと、
「それにしよう!それで行こう!大学院に通っていた時に乗っていた電車の時間より短い。余裕」となり、決定。
行けると分かったら、女子旅にはお菓子も必要というので、半生菓子を買う私たち。
早く出発しろよ。というところですが、やっぱりお菓子は大事。
福島駅では、こんな新幹線の接続なんかも見て楽しむ。
さて、夕方6時前にやっと山形到着。
ホテルにチェックインすると、仙台から来たと聞いて「えっ?どのようにして?」と聞かれました。バスの運休と電車の運休をご存知のホテル方は少し驚かれた感じです。だって、車を駐車場に預けていないから、電車で来たというのは分かったみたいだった。
こうやってきたと説明したらホテルの人も私たちの「山形に来たいという執念」が分かったみたいでした。
さてさて、ぐったり疲れた私たちは、夕飯を食べに行こうということで出かけました。
新政の居酒屋は満員。ということで、四季彩という居酒屋へ。
地酒を飲みたかったのですが、一合がこの値段。
あまりに強気すぎて、驚く。
東京の丸の内でもここまでしないと思う。
ただ、面白かったのは、娘はテーブルにあるこのメニューの上に、ひたすらお醤油や頼んだお皿などを乗せて写真を隠そう、隠そうとする。
超絶、怖かったらしい。
カリフォルニア州で生まれ育った娘から見たら、そうだろうなー。
これ見たら怖すぎて。。。それがレストランの机の上にあるのも超絶怖かったらしい。
わらった。
さて、明日は、山形から米沢に向かいます。今日は電車に乗ってばかりで、「リアルすごろく」やっている気分になってきました。