自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

強制隔離 1日目の話 ~強制隔離の話 Part3~

日本に帰って強制隔離にあいました。

ホテルですごしておりましたが、強制隔離入所当日は0日と数えて、次の日の朝。12月6日強制隔離一日目のお話。

朝ごはんはこれ。

しゅうまいです。冷たくなって、油が固まって白くなって、くっついているしゅうまい...。硬くて、お箸もささりにくい。冷たいしゅうまいって食べたことがないので、いまいち、うっとなってしまうところがある。

賞味期限もあと2時間で切れる...。

わたしは、三日間、生きていけるのか?

隔離にあった人のブログとか見ると、

「いやー海外から帰ってきたら、和食を食べれるから、冷えててもおいしい」とか言っている人がいたけど、わたしは、自分で料理できるので、海外だから、和食を食べれないとか、そういうこともない。弁当とかもアメリカで買ったことがほぼほぼないので、配布前まで冷蔵庫にいれてあったような冷えた食べ物をほとんど食べたことがない...。もちろんアメリカのハンバーガーもたべるけど、冷めたハンバーガーなどは食べない。余談だけど、ハンバーガーも美味しいところで食べる物は、すごくおいしいのよぉ。ハンガーバーも奥が深いのよぉぉ。ハンバーガーも生物と同じ扱いということは、みんなしらないと思う(鮮度が命ということ)

 

会社でもお昼は、お弁当だったり、暖かいコンテナー(工事現場の人がよく持っているあれ)に入れて持って来たりするし、電子レンジがあるので、それなりにいろいろなものが食べれる。けど、こんなに冷めたしゅうまいを人生で、食べたことはない。米も土鍋で炊くことが多いし、こんな黄色い古いお米も食べたこともない。

食の許容範囲っていうのは各自違うと思います。美味しいと思う人には、おいしいのだと思う。だけど、今だから、わたしは、はっきり言います。

「わたしは、こんな冷えたまずいものは、食べたくない。」

あたためてほしい。刑務所だって、暖かいごはんを食べてるよ。

kusanomido.com


各部屋に電子レンジをおいてほしい。米だって、最近は、ほかほか弁当でも「こしひかり」といわれているのに、カリフォルニア米よりはるかにまずい...。カリフォルニアの米は、結構おいしいけどね。

もしかしたら、古古米?二年前の米だったりして...。色が黄色くて、おかしいもん。

 

けど、これしかないので、食べたら、今度は胃が痛くなって、体が冷え始めた。お風呂に入るけど、冷えた内臓は、暖かくならなくて、どんどん体の元気が吸い取られる感じです。運動もしてみたけど、ダメ。

昔の人はよく言ったわ。体を冷やしたらダメ。ほんとそうだ。一度内臓を冷やしてしまうと、なかなか暖かくならない。体がだるいし、眠くならない。普通ご飯を食べた後は、体が暖かくなって眠くなるのに、体が冷えてくる感じです。一日中、体が冷えてる感じ。

これは3日間生き延びれるのか?もってきたカップ麺2つで生き延びるしかないな。とおもっておりました。


なんだか、すごく惨めな気分になっていたら、何と優しいお友達から連絡が...。いまから食糧を買って差し入れするとのこと。

Facebookでわたしが惨状をあげていたら、それをみた友達が速攻で連絡をくれて、全ての自分のスケジュールをキャンセルして、遠いところから電車を乗り継ぎ乗り継ぎ、羽田空港の近くに泊まっているわたしのところまで、お食べ物を運んでくれた。デパ地下で、買ってくれたそうです。

友達、神。

厚生労働省にまで電話してくれて、アルコールは差し入れできるか?お寿司は差し入れできるか?まで聞いてくれたそうです。アルコールはダメなので、ノンアルのAsahi Super dry 。さらに、宿泊施設にも電話をいれてくれて、きちんと部屋まで届けられるのか?まで、きいてくれたそうです。届け時も部屋番号まで確認してくれるすばらしさ。すごい。

それでも差し入れは多いみたいで、友達がロビーに配達してくれてから、2時間後についた。もううれしくて、泣きながら食べた。友達がすごい量をもってきてくれたので、スタップの女の子が二人がかりで配達してくれました。もう感動。マジで、美味しかった。友達いなかったら、マジで倒れてた。ありがとう!お友達。